新型ランサーエボリューションX(次期ランエボ)
新型「ギャラン フォルティス」
先日久しぶりに、車で釣りに出かけました。
Mitsubishi Lancer Evolution X at Detroit Auto Show
と言っても、本来釣りは興味の対象外。
目的は、違うところにありました。
それは、友人のMが所有するボルボ に乗る事。
BMWへの売却話が話題になっているボルボ
ですが、フォード傘下になってからも、そのデザイン力は健在です。
本来、ボルボのような北欧デザインこそが、日本の伝統美に親和性が高いわけで、それに近いアプローチをする日本車メーカーがあっても良さそうなものです。しかし現状そういう考えは支持されておらず、日本車のデザインは、ガキっぽい路線に落ち着いてしまっているわけです。
そんな事をMと話しながらドライブすること、約2時間。目的地の船場に到着。
今日の目的は、「タイ」を釣る事です。
ただ、タイはタイで悪くはないのですが、欲を言うと、松方弘樹のようにカジキマグロを一本釣りするワイルドな世界を体現したかったのです。100%オヤジでありながら、ただのオヤジでない松方弘樹。結構、憧れる部分があります。しかしMに、「テレビの見すぎ。夢だよ、夢」とたしなめられてしまいました。
実際のところ、私は夢を見ていたのです。
現実の海釣りは、私が想像するワイルドでかっこ良い世界とは無縁でした。そこにあったのは、「タチの悪い船酔い」だけだったのです。それは、当日の私の体調とは無関係に発生しました。
そこで思い出したのです。
私は、車の後部座席で読書をしたとしたら、30秒で酔うことのできる人間でした。それなのに、「松方弘樹的ワイルド」を体現しようだなんて、ちゃんちゃらおかしな話だったのです。結局私は、育ちの良い、スマートなお坊ちゃまに過ぎませんでした。想像力がいくら豊かでも、出来ることには限りがあります。東大生が、「暴走族不良マンガ」なんて書けないでしょう?太平洋横断記も、書けないでしょう?
ただ、過程はどうでも良いのです。
「タイ」という結果さえ、得られるのであれば。
私は船の甲板に横たり、海が穏やかになる事をひたすら待ちました。この時ほど、時間の経過が長く思えた事はありません。波の音が、私の耳の中で大きくこだましました。波が打ちつけるたびに、舟が大きく揺れました。口から胃が飛び出そうになりました。実際に飛び出たと言っても、大きな間違いではないでしょう。そのくらい口を大きくあけて、肩で呼吸をしていたのです。私は、自分の弱さを呪いました。もっとタフな自分であったなら・・・
その時、Mが叫びました。
「掛かった!!」
私は身を起こして、事の成り行きを見つめました。
荒れ狂う大海原に向かい、鋭角でしなる釣竿。日本人技術者達の献身的努力により完成の域に高められたスーパー・ハイテク・マシーンを、渾身の力で巻き上げるM。
海の猛者と格闘するMが、この時ほどかっこよく思えた事はありません。彼こそが、私の憧れる松方弘樹の化身に違いない。日本男児の雄。
がんばれ、あと一息!あとちょっと!
しかしそれも、幻想に過ぎなかったのです。
あがったのは、タイではありませんでした。
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自動車・批判・批評・評価・評論テーマ:エボX - ジャンル:車・バイク
2007.06.10 | 三菱 |
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