SX4

スズキSX4、ここに注目1(デザイン)

  • 「SUVの機能性は欲しいけど、見るからに4WDというクルマはイヤ」、「ありふれていないスマートさが欲しい」といったユーザーの言葉に耳を傾けた。(2006年7月5日)[hobidas]
  • 新車心象風景:スズキSX4・セダン

  • 実はこのSX4セダンはあんまりコンパクトじゃなくて、3サイズともカローラより一回り大きいんである(2007年7月28日)[日本の自動車評論を斬る!すぎもとたかよしのブログ]
  • 最近テレビを見ていて、シャクにさわるTVコマーシャルがあります。

    それは、自我礼賛の甚だしいもの。

    本来、コマーシャルとは自社製品を賛美するものではありますが、それが度を越してしまうと、消費者にとって嫌悪感を抱かせるものとなります。

    それを解決するためのひとつの方法が、信頼のおけるタレントの口から賛辞の声を引き出すこと。このことにより、自我礼賛は嫌味の成分を打ち消し、強力な推薦の声へと生まれ変わります。

    しかし、ここでもう一つ、忘れてはならない重要なポイントがあります。

    それは、日本人は謙譲の美徳を心得る民であるという事。

    我々は、大切な人に贈答品を贈る際に「つまらないものですが」と言い、妻をワイフとは呼ばずに、愚妻と称します。

    この事をもって、つまらないものを贈る事は相手に対して失礼だとか、愚妻と呼ぶことは女性蔑視だと屁理屈を言うのは、物事の本質を理解しない浅はかな主張。

    伝統の盆踊りの表現スタイルに、一々突っ込みをいれてもしようがないのです。日本の伝統に従い、謙譲の心を理解すれば良いだけのことなのです。

    その意味において、「セガのぷよぷよ」のテレビCMは限度を越えています。エビちゃんこと蛯原友里が、SEGAの社名ロゴに向って「大好き」と言い、キスをするシーン。見ているこちらの方が恥ずかしくなってきます。

    そのあたりをSEGAも少しは反省したのか、さすがに最近は「大好き」とは言わなくなりましたが、SEGAにキスをするシーンは継続中。

    このテレビCMを見ると、常識的センスに欠けたTVコマーシャルを許可した経営陣に対する怒りの感情が込み上げて来ます。そして、コマーシャル撮影中、エビちゃんに対して現場監督が「じゃあこれから、キスシーン行くよ」とか言って、デレデレしているシーンが想像される事に対する嫌悪感。それに嫉妬心が交錯する事で、セガに対する怒りの感情が定着する事となるのです。

    つまるところ、日本のテレビコマーシャルにおいては、自社製品の事を「好きだ」とか、「最高です」などと軽はずみに言ってはならないのです。いかに「最高です」を言わずに、「最高です」を表現するか。これが、消費者に嫌悪感を抱かせない鍵となります。

    しかしこれには例外があります。

    それは、コマーシャル・タレントの人選が優れている場合。そして、その商品がそのような賛辞の言葉に耐えうるものであった場合。ただ、この場合でも、「最高です」をうまく言うには、最高度の注意が必要となります。CM中の無責任な発言は、タレントのブランドイメージを傷つけ、タレント生命を蝕む事となってしまうからです。

    スズキSX4 その意味において、SX4 のテレビCMに起用されている福山雅治 は、「最高ですね」を言わせるためだけに選ばれた人物であると言う事ができるでしょう。

    人物キャラクター、ルックス、声質、普段の言動。

    福山雅治の声質には、人工的に造られた感はあるものの、低域の倍音が中尾彬的な説得力を生み出します。

    そして、さわやかには言わずに、福山雅治式に「サ・イ・コ・ウですね」と言っている所が重要なポイント。

    テレビ・コマーシャルで「最高ですね」なんて言うのは気恥ずかしくて、かったるくて、かっこ悪くて嫌だけど、SX4を見て乗ってみたら、「最高ですね」と言わざるを得なかった。そう言うしかなかった。その複雑な感情を、「最高ですね」の一言で表現しているのです。

    これが、タレントの潜在能力頼みに終始し、その事によって「最悪」という感情を芽生えさせてしまったSEGAと、工夫しながら「最高ですね」を言う事で、「最高」を表現しえたSX4との違いです。

    実際、SX4のデザインは他車との比較において最高だと言えます。スズキは、自社の得意とするフィールドとブランドイメージを理解し、それをSX4のデザインで的確に表現する事に成功しました。

    しかしスズキも、喜んでばかりはいられないのです。

    普通自動車のデザインにおいて、普通自動車メーカーよりもまともなデザインを生み出しているのが今のスズキ。しかし、軽自動車のデザインにおいては、OEM供給を受けている普通乗用車メーカーの方が、気の利いたデザインの車を生み出しているのです。

    ここに、日本車メーカーが抱える構造的な歪みが存在しています。

    人は、自らの過ちを正すよりも、人の誤りを指摘する事に優れた動物なのです。だから良いデザインの車を生み出すためには、他人に正しく判断してもらう仕組みを作り出す事が必要となるのです。

    その事を証明するがごとく、SX4セダンは、SX4とは似ても似つかない、昔のイメージのままのスズキ車。SX4を単純作業でセダンに改造することで、SX4セダンは電球を抜かれた提灯のような存在となってしまいました。

    スズキは、SX4で得たコネクションを活かし、デザイン外注 率を高める事に努力した方が良いでしょう。それ以上に費用対効果の高い投資は、他にありません。


    ・・・スズキSX4のスタイリング。あなたはどう思われますか?投票に参加して、SX4のデザインを評価して下さい。

    選択肢を選んでから投票ボタンをクリック、訂正・複数回投票はできません)

    無料アクセス解析


    自動車・批判・批評・評価・評論テーマ:スズキジムニー - ジャンル:車・バイク
    2007.08.05 | スズキ | トラックバック(0) | コメント(1) |

    さすがに今回は外観には口出ししませんか。
    それはそうとも
    あなたの愛してやまないイタリアン様の協力を得ているのですから(笑)

    何かと思ったら今度はCMですか。大衆車のCMにまで文句を付けるところはさすがですね。デザイン(笑)はどうしました?

    2008.06.27 19:24 URL | aa #- [ 編集 ]












    管理者にだけ表示

    トラックバックURL↓
    http://japancardesign.blog59.fc2.com/tb.php/112-4dfae590