ランドクルーザー200

新型ランドクルーザー200

  • 逆台形の形を強調した存在感溢れる大きなグリルは“王の威厳”を感じさせる意匠[autobytel]
  • ランドクルーザー200のデザイン

  • なにが驚きかって、360度どこから見ても違和感の塊(2007/09/21)[AUTODESIGN]
  • 新型ランクルを見て、そこから導かれる結論とは。

    トヨタ ランドクルーザー 試乗ムービー

  • 定評ある走行信頼性をさらに高める新たなカードとして、“クロール・コントロール”というジョーカーをランクル200に用意した(2007/10/11)[Driving Future]
  • 私はアボガドが好きなのです。

    だから正月も、おせち料理そっちのけで、アボガドばかりを食べていました。

    それほどまでにアボガドが好きなのですが、実はアボガドには重大な欠点があります。アボガドは熟していないと、とても食えたものではないのです。身は固く、味は渋い。本当に煮ても焼いても食えません。しかも、熟したアボガドの賞味期限はとても短く、すぐ腐ってしまうのです。

    ランドクルーザー200 で先日、道を歩いていたら、グリーン・マイカメタリックの新型ランドクルーザー を見かけたのです。そこで私は、はっと気がつきました。

    「そうか、アボガドだったのか!」

    トヨタのCIマークは、煮ても焼いても食えないのです。

    テレビ・コマーシャルの画面に、TOYOTAマークと並列表示される分には、まあ良しとしましょう。このマークは地球とTを足したものであり、更に言うとTとOとYとOとTとAを足したものでもあるという意味づけも理解します。しかし、車にこのエンブレムを付けようとした瞬間に、トヨタのCIマークは熟する前のアボガドと化してしまうのです。例え良いデザインの車であったとしても、このブタさんマークがつくだけで、車全体のデザインを30%破壊してしまうのです。これはCIマークをどんな色に変更しようとも、メッキの方法を変えようとも、マークの大きさを変えようとも、グリルの造形に工夫を凝らしても、どんなデザインの車に付けてみてもダメなのです。

    これは、車にエンブレムを付けた時に、車全体のデザインがどうなるかをよく考えずにロゴをデザインした結果が招いたものです。現在のCIマークは、昭和レトロなトヨタマークからの脱皮、つなぎとしての役割を果たすものでしかありません。世界NO.1企業にふさわしいロゴ、思わず頬擦りしてみたくなるロゴ。キーホルダーを買いたくなるロゴではないのです。

    だから、ネッツがネッツマークを造り出したことも、ヤンチャなお兄さん方がトヨタ車にレクサスのLマークを付けてみたり、トヨタマークを外す改造を行ってみたりする気持ちがよく分かります。彼らはトヨタの事が好きなのに、そうせざるを得ないのです。そうするしか、解決策はないのです。好きなのに嫌い。愛しているのに愛せない。これを理不尽と言わずして、何を理不尽と言うのでしょうか。

    ランドクルーザー そういう意味では、昔のランクルやハイラックスサーフについていたT・O・Y・O・T・Aマークは、泥汚れがサマになる感じが好きでした。大自然の中を、トヨタのトラックの荷台に揺られて旅してみたい。そう思わせる力強さ、たのもしさ、カッコ良さがT・O・Y・O・T・Aマークにはありました。砂漠に映えるという意味でも、T・O・Y・O・T・Aマークは日本車中NO.1でしょう。

    一方、「4WD的ワイルド」にも、都会的なかっこ良さにも寄与しない、新型ランドクルーザーのフロントグリルに鎮座するブタさんマーク

    デザインバランスをないがしろにして、整合性のみを追いかけるとこうなってしまいます。

    だからエンブレムとしてのT・O・Y・O・T・Aマークの復活がないとするのなら、このブタさんを切るしかないのです。ランクルはこれから、「どっちつかずデザイン」という砂嵐の中を、全力で走破しなければならないのですから。ブタさんは、荒野を走るのには、邪魔なお荷物でしかないのです。

    そしてこれは、トヨタのデザイナーの共通の願いでもあるのではないでしょうか。

    彼らは恐ろしくて、決して口には出せないのかもしれませんが。


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    自動車・批判・批評・評価・評論テーマ:トヨタ(TOYOTA) - ジャンル:車・バイク
    2008.01.07 | トヨタ | トラックバック(0) | コメント(0) |












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