冬休みに、ローマ旅行に出掛けてきました。バール(バー)で出会った人々に、日本車のデザインについてどう思うかきいてみました。
「日本車のデザインをどう思う?」
「正直言って、ピンとこないね。いや、と言うよりも、あんまり良くないね。イタリア車のデザインの方が断然良いよね」
「日本車のデザインをどう思う?」
「はっきり言って、センスないよね。言っちゃ悪いけど、好きか嫌いかと言われれば、後者の方に属するね」
「日本車のデザインをどう思う?」
「おやおや、近頃はジャポネも車を造っているのかい?ちゃっとその写真を見せてみな。おいおい、これはちょっとひどいね。はっきり言って、日本はデザイン後進国だね。その点では、この韓国車や、中国車のデザインの方が、まだ良いんじゃないのかい?」
「どうすれば、日本車のデザインは良くなると思う?」
「それには、デザインに対するアプローチを変えるべきなんじゃないかな。まあ、言うなれば・・・・・・・・・」
私とローマン・イングリッシュの間には、相互理解を阻むウォールが存在しました。「酔えばネイティブ」を豪語していた私にも、限界があったのです。この時の私に、もっと流暢な英語を話せる能力があったならば・・・
しかし彼は、その後1通の手紙を送ってきてくれました。
Dear.My Best Friend,
君はデザインについて知りたがっていたよね
いいよ、デザインの本質を教えるよ
--------
デザインの本当の意味を知りたくば、ローマ芸術を見るが良い
そこにあるのは何か
「愛」である
「歓喜」である
「愛」なきところからは、何も生まれない
「無」から「有」は、生まれない
原因があって、結果がある
原因という種子が、結果という果実を生む
「喜び」なきところから生まれるのは、「惰性」だ
魂のない「抜け殻」だ
意味のない「オブジェ」だ
だから、誰をも惹きつけない
人を「不快」な気にさえさせる
迷い、不信、不安、困惑、猜疑、怠慢、慢心、功名心
それらは、間違った結果を生み出す
それらが、それらのコピーを生み出す
それらが、姿を変えて現れる
だから、雑念を取り払え
偽らざる心で描け
少年の日の心を取り戻せ
迷いなき力強いラインを描け
最初にそこに「愛」があるからこそ、「愛」が生まれる
「喜び」があるからこそ、「喜び」が生まれる
人間だから、素晴らしきものを創造できる
「歓喜」を創造することができる
その喜びに感謝しろ
あなたは偉大な神の子であるという事実
その事に、まず気づけ
「有」であれ
そして、「有」を生み出せ
自動車・批判・批評・評価・評論テーマ:フィアット車 - ジャンル:車・バイク
2008.04.09 | 日本車 |
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心に響くものがありました。
ありがとうございました。
2008.04.10 23:22 URL | CARKUN #- [ 編集 ]
そこまで日本車のデザインを否定されると不快ですね。
中にはデザインのかけらのない車もありますが、最近の日本車は頑張っているほうだと思います。特に日産とマツダ,スズキそしてスバル
海外(ヨーロッパ)の自動車番組や雑誌でも最近の日本車のデザインはよくなったといっています。中にはヨーロッパ車と同等、いや、その上をいくほどのデザインと感心されている車もありました。
デザインは人それぞれ感じ方は違いますが、そこまで否定しなくてもいいのではないかと思います。
長々と勝手なことをいってすみませんでした。
ところで、どの車の写真をみせたのか教えていただけませんか?
2008.04.11 19:36 URL | T #- [ 編集 ]
イタリア人に、どのメーカーのどの車種を見せたかについては、ここでは言わない事にします。
Tさんのおっしゃられている事は、「日本車メーカーのデザインは、かなり良くなってきている。海外でも高く評価されている。それどころか、トレンド・リーダーですらある」という事だと思います。しかし、果たして本当にそうでしょうか。
日本車メーカーのデザイン力を判定するのに一つの指標となるのが、そのメーカーのフラッグシップ・モデルや、看板車種です。なぜなら、自動車メーカーはそれらに最高のパワーを注入し、世に送り出しているはずだからです。
「計測タイム主義」への果てしなき拘りがもたらした、世界最高レベルの動力性能。アフターパーツ群の装着を許さないことを明言するまでの徹底した品質管理。所有する喜びに貢献する最高のクラフトマンシップ。スポーツ性と居住性の両立。万全なアフターサービス体制。適切な価格設定。最高の役員報酬額。
で、「デザイン」はどこにいっちゃったんですか?
日産の「スーパー・カー」は。
そのデザインは、海外メディアから絶賛されましたか?万雷の拍手喝采を受けましたか?あなたは、日産GT-Rのデザインを肯定できますか?
私には日産GT-Rが、日産デザイン、いや、日本車デザインの象徴のようにも思えてきます。
「ああ、やっぱり、そのレベルなのね。折角そこまで頑張ったのに・・・。まあ、日本車だから、しょうがないよね・・・」
多くの人がそう思う。これが、ワールドレベルの真実です。
2008.04.12 19:18 URL | 武車小路 #uZ5T52tk [ 編集 ]
>イタリア人に、どのメーカーのどの車種を見せたかについては、ここでは言わない事にします。
はあ? なんでなの?
車種について話するんなら、このへんはどうかねえ。
http://en.red-dot.org/303.html
シビック、テリオス、コペン、マーチ、プリメーラなんか。
>日本車メーカーのデザイン力を判定するのに一つの指標となるのが、そのメーカーのフラッグシップ・モデルや、看板車種です。
なぜなら、自動車メーカーはそれらに最高のパワーを注入し、世に送り出しているはずだからです
また個人的な"日本車メーカー論”なのかなあ。
>「ああ、やっぱり、そのレベルなのね。折角そこまで頑張ったのに・・・。まあ、日本車だから、しょうがないよね・・・」
>多くの人がそう思う。これが、ワールドレベルの真実です。
「ワールドレベルの真実」というか、個人的主観をセリフにしただけだけだと思うけど。
2008.04.14 04:59 URL | abcd #GpKNFZ9I [ 編集 ]
向こうじゃ売ってないけど日産キューブなんかはかなり絶賛らしくて輸出型の要望があるらしい。
下手にワールドクラスなんか考えないほうが上手くいくのかも知れんね。
2008.04.16 02:27 URL | abcd #GpKNFZ9I [ 編集 ]
まあ、レクサスは「ワールドクラス」を目指してると思うけど。
レクサスの2モデルがドイツのデザイン賞金賞を受賞
http://response.jp/issue/2007/0316/article92630_1.html
外国人ジャーナリストが日本車のデザインをけなしてるコメントなんかざらにあったと思うけどねえ。そういうのは見たいけど。
2008.04.16 02:54 URL | abcd #GpKNFZ9I [ 編集 ]
果たしてフラッグシップだけがメーカーのすべてなのでしょうか?
ではBMWの7シリーズ、メルセデスのSクラス、それぞれ言わずとしれたメーカーのフラッグシップですが、かっこいいですか?美しいですか?なにか感じますか?
確かに2台とも性能や安全装備,ギズモは最先端。しかし私はデザインはいいとは言えません。
そしてフェラーリエンゾォ,ポルシェ911GT3のデザインはどうですか?2台ともフラッグシップみたいですが…。
GT3もニュルを可能な限り早く走らせるために開発されてますよね。
だからあなたのいう「計測タイム主義」は日本だけではないと思うのです。
またフェラーリはもう赤の似合わないフェラーリになりました。
むしろスカイラインクーペやスズキスイフトのほうが何倍も似合ってます。
もう一度考えてみてはどうかなと思います。
またまた勝手なことをすいませんでした。
同じ車好きのたわごとだと思ってください。
2008.04.26 01:38 URL | T #- [ 編集 ]
不恰好、不調和、グロテスク、一人ヨガリ、自己満足、ナンセンス
これらは、日本車だけに見られる固有の特徴なのではない。欧州車にもそういった要素は見受けられるし、それらと比較したときに日本車のデザインだけが大きく劣っているわけではない。欧州車だってデザインで外す事がある。自動車メーカーはそういった要素もあえて取り入れる事で新しいトレンドを作り出し、車の代替欲求を生み出そうとしているのだ。日本車のデザインは相対的に見て、かなり優秀だ。それが、Tさんのおっしゃられている事でしょう。
その考えには、私は同意する事ができません。
それはあくまでも自動車メーカーの主張であって、一消費者である私にとっては、ただ「満足のいくデザインの車」が市場に多く供給されれば良いのです。トレンドなんて、どうだって良い事です。長きに渡って乗り続けられる良いデザインの車を、生み出してくれれば良いのです。
そもそも、自動車にたずさわるデザイナーで、「メルセデスのデザインなんて大した事ない」なんて考える人は、一人もいないでしょう。メルセデスは、工業デザイン界のグッ・ティーチャーです。
ポルシェのデザインも素晴らしい。BMWも素晴らしい。
奥山さんのデザインも素晴らしい。イタルデザインも良い仕事をします。
好きか嫌いかは別ですよ。好きか嫌いかは、各々の主観に任されます。
しかし、良いデザインかどうかという問題は、また別なのです。これは、市場に問いかける前に既に決まっています。「良く売れたデザインが良いデザイン」ではないのです。この問題は、多数決では決められません。デザインは、相対的なるものではないのです。
もっとも、バリュー・フォー・マネー一本槍で勝ち抜いてきた日本車にとっては、デザインの問題が後回しとなってしまう事は、ある意味しょうがないことなのかもしれません。しかし、今後の生き残りを考えた時、この問題には今以上に真剣に向き合っていく必要があるという結論に到るでしょう。
その時、GT-Rがニュルで流した汗や努力に比べ、そのデザインはコスト的にも人的にも軽視されてしまっていたという事実が浮き彫りとなるのです。これはやはり何かが間違っている。何かが不足している。このままではいけない。これでは、世界から賞賛される事は望めない。
この不確かで認めたくない、しかし厳然として確かにそこに横たわる「事実」を、まず受け入れる事が必要なのです。
先日、目の前を、日産GT-Rが駆け抜けて行きました。
ドライバーズシートでステアリングを握る、GT-Rオーナーの楽しそうな笑顔。走りゆく姿を見つめる私。
夕陽の中で、そのコントラストが赤くにじんで見えました。
2008.04.29 01:40 URL | 武車小路 #eb3DD7Wg [ 編集 ]
なぜあなたがそこまで外観にこだわるのか。
それはあなた自身が外観でしかクルマを評価する術を持ち合わせていないからなのでは?
あなたはクルマにとって重要な要素である機能美・先進性・そしてなにより乗り心地という醍醐味を完全に無視しています。
そんな方にクルマの情熱だの喜びだの語ってほしくはありません。
そもそも外観などというものはその国の人々の風土・経緯・センス、時には流行に基づく極めてローカルな価値観によって判断されるのです。世界中で「外観」という面での価値観を共有できるなどということはありえないのです。
ポルシェ・フェラーリの外観が世界で「カッコイイクルマ」とされているのも、そこにはなによりもブランドを確立するための長きに渡る、深い戦略あってこそなのです。大量生産・大量販売を是とする日本車にそういったブランドを求めるというのは全く筋違いでしょう。
求められているものが違うのですから
2008.06.27 19:09 URL | aa #fT8hZc/2 [ 編集 ]
ちなみに、日本でいう”デザイン”とはあくまで外観ですが designとは製造工程までを含めた意味合いを持ちます。
相互理解にはそういった意味合いを理解しておくことも必要なんじゃないかと。URLを見て感じたのです。
2008.06.27 19:36 URL | aa #- [ 編集 ]
>>デザインの本当の意味を知りたくば、ローマ芸術を見るが良い
これがいわゆる「世界」の人の言葉ですか。全くもって胡散臭いですね。私が感じた限りで。
耐久消費財であるクルマにローマ芸術を持ち出すなど、この方はヨーロッパ人としての誇りなど気にもしなかったのか、はたまたそれらしいことを言ってみたかったのか。まぁそれを間に受けちゃう方もアレなんですけどね。
どうも日本人はそういうことを真面目に聞き入りすぎてからかわれる風潮があるようだ。ユーモアというのは難しいですね。
周りの評価ばかり気にして、信念すら貫けない。持つことすらできない。ここに現代日本の課題を見ることができるのではなかろうか。
言われた通りに考えを曲げ、他者の好みばかりにしか目がいかない。合わせる他がない。
もっともらしいことを言ってパクったところで評価は同じ。中途半端なものでも同じ。そこに貫く意志が無い限り、彼らはいつでも異質な物にはケチをつけるのです。
その本質を見抜けないのでは、日本車の未来を語ることも、芸術を持ち出すことも難しいでしょう。
2008.06.27 20:14 URL | aa #- [ 編集 ]
aaさんは、日本車の外観に満足されているのでしょうか?
私は、自身が購入する物に関しては、全てで「所有満足」を得たいと思っています。それは、1万円の携帯音楽プレーヤーを購入する際も、3万円のジーンズを購入する時も、10万円の液晶テレビを購入するときも、100万の軽自動車を購入するときも、200万円の普通自動車を買うときにもです。
その所有満足を構成する重要な要素の一つがデザイン(外観)であり、その存在無しには、その満足感を得ることができないことが分かっています。だから、良いデザインの日本車が登場する事を望みます。
ただ、この世の中において、デザインに拘る人は、少数派なのでしょう。私の両親も親戚も、車を購入する際の判断項目に、「外観」は含まれていないようです。だから、日本車メーカーは、大衆車の外観は無視。デザインは、より高額な商品を購入させるための手段でしかない。
しかし、欧州車であれば、そのデザインを手に入れる事ができるのです。これは、高級スポーツカーだけの話ではなく、大衆車においてもそうなのです。欧州車メーカーにとって、車に良いアピアランスを与える事は当然のことであって、それは義務であり、マナーであり、イタリア人男性が街行く女性に声を掛ける位、ごく普通の事なのです。だから私は、欧州車のデザインを高く評価します。
でも、結論として私は、外国車は購入したくありません。それは、外国車の信頼性に対して不信感があるからです。そして、日本において車に乗る限りは、日本車を選択した方がメリットがあるからです。何より私は、日本人だから、日本車に乗る事で、日本車メーカーを応援したいのです。
そういう風に考える消費者は、私一人ではないと思うのです。
そういう人は、どうすれば良いですか?
「黙殺」。それが、メーカーからの回答ですか。
2008.07.05 11:10 URL | 武車小路 #IxtmlHck [ 編集 ]
武車小路さんは別ページではデザインを批判している車もあれば絶賛している車もあります。しかしこのページの文章からは日本車デザインは全てクソだという風にしか読めません。メルセデスポルシェフェラーリのデザインはいつも素晴らしいと言いますが、誰も褒めない(貴方ぐらいしか褒める人がいない)デザインとなってしまっているメルセデスもあります。
何故そこまでしてGTR批評に固執にするのですが?私も新型GTRのデザインは好きになれません。というか私が嫌いなデザインのスポーツカーワースト5に入るかもしれません。平成1桁が終わると共にGTRの見た目のかっこよさも終わったと思います。
2008.07.09 15:24 URL | keso #- [ 編集 ]
なぜ私が、日産GT-Rにこだわるか。
それは、「悔しい」からです。
中身は一流。見た目はゴジラ。海外でGT-Rは、「カルトカー」として好奇の目にさらされるしかない存在です。
カルロス・ゴーンはかつて、日産のウィーク・ポイントは、デザインにあると言いました。そして、そのウィーク・ポイントを解消するために尽力すると言いました。
日産GT-Rは、日産のブランディングのためだけに存在する車だと言っても良いでしょう。そして、そのブランディングに多大なる貢献をするのがデザイン。デザイナーのクリエイティビティが発揮されるフィールドが十分に用意されており、そのデザインが消費者の消費行動に直結するのがスポーツカー。
GT-Rには、デザインに注力する大義名分があったのです。
十分な時間もあったのです。
しかし、結果がこうであったのです。
私がエンジニアであったとしたら、悔しいですね。自分は、こんなにがんばってGT-Rを仕上げたのに、見た目がこれかよ。おかしいじゃん。これじゃ、カルロス・ゴーン以前と以後とで、全然変わんないじゃん。ああ、ばからしい。そう思いますね。
結局GT-Rは、日産のブランディングに貢献していないのです。日産車中、最高のプライスタグをつける車の見た目がゴジラじゃ、誰だって口から怒りの炎を噴射したくなります。日産車を買おうという意欲自体が失われます。
話は、それだけに終わりません。
人はノキアと言えばフィンランドをイメージし、メルセデスと言えばドイツをイメージします。
つまり、商品イメージがブランドイメージを作り出し、ブランドイメージが国のイメージを形成し、そしてその国の国民性までもが連想されてしまうのです。だから、GT-Rを購入しない人にも、日産車を買わない人にも、日本車を購入しない人にも関係のある話なのです。良いデザインの日本車も少しはあるというくらいでは、済まされない話なのです。
そういう意味でメルセデスは、良いブランディングを行っていると思います。デザインも素晴らしいと思います。
kesoさんの気に入るデザインではないかもしれませんが、少なくとも購買層の心を捕らえる事に成功しています。ビジネス的にも成功を収めています。そればかりでなく、国のブランディングにも貢献しています。
2008.07.13 22:57 URL | 武車小路 #Em9O6CTg [ 編集 ]
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