マツダ・ビアンテ
マツダ、新型ビアンテを発売
国際的な原油価格の高騰
自家用車の存在意義の希釈化
自動車社会の未来は、どうなってしまうのでしょうか。
エモーショナルなエクステリアデザインを採用
ビアンテにかける意気込み
米国のサブプライムローン問題。
不発に終わった洞爺湖サミット。
相次ぐ、偽装問題。
暗いニュースばかりが続きます。この国は、本当に大丈夫なのでしょうか。このままで、本当にやっていけるのでしょうか。そして何より、自分の将来が不安になります。
迫り来る恐怖が、私を後押ししました。私は、有名な占い師の門を叩く事にしたのです。生まれて初めての経験をする決断に、多くの時間は要しませんでした。私は他人に、自分の将来の幸福を確証してもらいたかったのです。
しかし実は、それ以外にも目的がありました。自分の将来以外にも、彼女に見てもらいたいものがあったのです。
それは、原油価格の未来。
もちろん、占い師に未来の原油価格が分かるのであれば、苦労はしません。そんなものが分かるのであれば、彼女は既に莫大な富を築き上げているはずです。先物取引、株式投資、FX、競馬、ロトシックス。未来は、ほんの少し覗けるだけで良いのです。それが即、大金持ちになる事を意味します。しかし、現実問題として彼女は、莫大な資産を築き上げてはいないのです。
つまり、彼女には、未来を当てる能力はないということです。彼女は単に、知識と経験から得られた推察によって、もっともらしい事を言っているに過ぎないのです。未来を知る事の出来る人など、この世の中にいるはずがないのです。
正直に告白します。私は、彼女を裁こうとしました。人の将来などという、曖昧でどうとでも言えるようなことをしゃべることで生計を立てている彼女の事が許せなかったのです。だから彼女を問い詰め、言い負かしてやりたかったのです。私の方が良く知っている分野の話題を彼女にしゃべらせる事でしっぽを捕まえ、そのしっぽで団子結びをつくろうとしたのです。
私は、会場の半個室に案内されました。軽く挨拶をすませると、彼女に早速質問をぶつけてみました。
「今、原油価格が高騰しています。その影響で、食料品の値上げが相次いでいます。ガソリンの値段は、感覚的に言って以前の約1.5倍になっています。私は、車を手放そうとさえ思っています。私は、自分の将来が不安です。今の社会情勢も不安に思います。はたしてこのままで、日本は大丈夫なのでしょうか」
彼女の答えは、こうでした。
「物事はね、なんでもバランスが大事なの。あまり小さい事にこだわっていると、肝心なところが見えなくなるわよ。織田裕二を見てごらんなさい。彼の顔のパーツの一つ一つは、それほど良くないの。耳は大きすぎるし、鼻の穴は黒い。口は大きいし、目には色気がない。はっきり言って、織田裕二はサル顔よ。でも、彼はね、全体のバランスがすごく良いの。だから彼は、すごく素敵なのよ」
私は、それを聞いてハッとしました。
確かに彼はモジモジ君です。好きな人に、「好き」と言うことさえできない中学生です。そして、お猿さんです。彼の顔は、部分部分で見ると、バランスの悪いパーツを寄せ集めて出来上がっているようにも見えるのです。しかし、不思議な事に、全体で見ると、とてもバランスが良いのです。すごくカッコいのです。彼は、れっきしとした二枚目俳優です。否定論者的な視点からしても、彼の爽やかなイメージを否定する事は出来ないのです。
ポイントは、日焼けをした小麦色の肌なのでしょう。それにホワイトのシャツと白い歯が、良いコントラストを生み出しています。ベース部分がしっかりしているから、多少の不都合があったとしても、全体としてはちゃんと調和がとれているのです。ちゃんとした骨格が形成されているから、マイナス部分が個性となり、愛嬌となり、愛すべき人間味となるわけです。
車で言えば、マツダ・ビアンテ ですね。
ビアンテは、決して美男という感じではありません。デザインのクセも相当に強い。しかし、全体バランスが非常に良いのです。最初に一本線が通っていて、おさえるべきところが、ちゃんとおさえられているから、あとはデザイナーの裁量でクイクイっと、どうにでも遊べてしまうわけです。だから、耳が大き過ぎようが、鼻の穴が黒かろうが全然関係ないのです。もう、余裕のヨン様。バツイチ男の、ゆとり空間。これは、最近のマツダが得意とする、「はずしのテクニック」というやつですね。

ビアンテは、キテます。
とてもきてます。
非常にきてます。
いや、違う。
その表現じゃない。
一番ふさわしいのは、これでしょう。
「キターーーーーーッ!」
・・・マツダ・ビアンテのスタイリング。あなたはどう思われますか?投票に参加して、ビアンテのデザインを評価して下さい。
(選択肢を選んでから投票ボタンをクリック、訂正・複数回投票はできません)
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2008.07.13 | マツダ |
トラックバック(0) | コメント(7) |
信じられない
ヴェルファイアより酷いデザインなのに…
横もチグハグで前なんかヴェルファイアよりえぐいデザイン…
そして後ろ…
見ましたか?
信じられない…
2008.07.23 17:48 URL | T #- [ 編集 ]
原油高や占い師を裁く話はどうなったのですか?
2008.07.24 19:22 URL | BOXER #- [ 編集 ]
ブラッド・ピットは、かつてこう言いました。
「ハリウッドには、俺よりかっこいい奴は、いくらでもいるさ。でも彼らが、俺より人気がある訳ではないだろ?その人気度は、映画の出演ギャラに確実に反映されるよ。何故そうなんだと思う?何故、そのイケメン達は、俺を超えられないんだと思う?」
かつて織田裕二が人気絶頂だった頃、彼のことを「かっこいい」と言ってはばからない女性陣の気持ちを理解できない自分がそこにいました。私は、彼に嫉妬していたのです。
でも今の自分なら、それらの理由が分かる気がします。人生の達人の卓見を得たからです。
ビアンテのデザインを見て、耳が大きすぎるだの、鼻の穴がどうだのと、心無い言葉を投げかける人もいるのでしょう。しかし、それらのネガティブな反応は、予め折り込み済みです。
ビアンテは、よりスタイリッシュにすることも、よりイケメンにすることも可能でした。しかし、織田裕二の笑顔は、保阪尚希の笑顔を上回る。それが真実です。
マツダは、その辺りを見越し、車格を考え、他車とのバランスを加味した上で、今回のビアンテをデザインしたのです。消費者のレスポンスを生み出すものが何であるかを研究した上での解答がビアンテであったのです。
そして、それらの批判的な事を言う人々は、肝心な部分を見ていないのです。そのことに、ここで言及しなければなりません。
ビアンテは、一つの着想を得ることで、スラスラと描きあがってしまったデザインなのです。ビアンテのデザインには、苦悩の色がありません。迷いが全くないのです。
だからビアンテには、梅雨明け後の夏空のようなカラッとした爽やかさを感じとることができるのです。その点において、盗用デザインから出来上がった車とは一線を画すのです。ベクトル軸が180度違うのです。そこに、明るさを感じ、喜びを感じるのです。織田裕二の突き抜けた笑顔を見ることができるのです。そこが、ビアンテの素晴らしいところです。だからビアンテは、家族が楽しい行楽に出かけるに相応しい車なのです。
私は、こういうデザインを生み出す人々に敬意を表さずにはいられません。
しかし、それ以外の人々を、けなそうという訳ではありません。
人が人を裁こうとする。
それ自体に間違いがある。
人生の達人に出逢う事で、その事に気付かされたのです。
2008.07.29 21:07 URL | 武車小路 #ElTeUWkc [ 編集 ]
>それらの批判的な事を言う人々は、肝心な部分を見ていないのです。
じゃあ、あなたは基本的に肝心な部分が見えてない人ですね。
そこまで立派なせりふが言えるなら、他の車の肝心な部分を見てあげてくださいな。
結局「僕ちゃんのお気に入りを馬鹿にする奴はゆるせない!」って哲学なんでしょうな
2008.08.02 18:06 URL | ATC #HfMzn2gY [ 編集 ]
「肝心な部分がない車」に、「肝心な部分がない事実」は変わりません。
しかし、同じ車を見て、ある人は「良い」と思い、ある人は「悪い」と感じる。このことは、大変興味深い事実です。なぜそのように思うのか。なぜ、そう感じるのか。その心情や思考プロセスを他人に語り、発表する事は、より良い製品造りを目指す人々にとって、参考となる資料となります。
だから、もっと自由に発言し、議論を行えば良いのです。それが本心を表現する発言の場合は、肯定的なものであろうと否定的なものであろうと、企業にとって有益な情報となるからです。
もっとも、批判するよりは、褒めたり擁護する方が難易度が高いのです。その点においては、私の方がアドバンテージを持っている事になります。
2008.08.03 01:36 URL | 武車小路 #BDukGTPI [ 編集 ]
武車小路さんの言いたいこともわかりますが…
ビアンテをよく見てください。
何かに見えてきませんか?
フロントは…プジョーに。
あのデカイ下品な口とつり目。
最近プジョーもますますひどくなってますが、それをモチーフにでもしたんでしょうかね?
そしてあの横の不要なヘッドライトの延長線のために不恰好になってしまったAピラー…
リアはそのまんまエルグランドです。
テールランプはクリアにしたみたいですが…
これには批判せざるを得ないですよ…
武車小路さんはいつも日本車のデザインに関して批判的ですよね…?
いつも気になるのですが、あなたの1番好きな車を教えてくれませんか?
2008.08.03 23:29 URL | T #- [ 編集 ]
なるほど。Tさんがビアンテのデザインを否定する理由が、やっと分かりました。やはり、詳しく説明してもらえると、よく分かりますね。
つまり、ビアンテに対して批判的に考える理由の半分は、他車のデザインを真似している点。残り半分は、デザイン的な処理、あるいはデザインの統合力に未成熟な部分を感じる点。そういう事ですね。
では今、最も個性的なスタイリングの車は何か。この質問を国民投票したとします。結果はどうなるでしょう?私は、ビアンテが、ダントツの一位になると思います。この点は、ビアンテ否定論者も納得するでしょう。ビアンテのデザインは嫌いだけど、確かにキャラは立っている。個性的だ。その点は認めてやっても良い。そういう事になると思います。
この時、「個性的であるという評価」と、「模倣デザインという評価」は両立しません。すなわち、どちらかの評価が正しくないことになります。
模倣に関して言えば、私はビアンテがプジョーに似ているとは思いません。プジョーのモチーフはライオンであり、だからプジョーにはネコ科の躍動感を感じます。一方ビアンテの仕上がりイメージは箱であり、キャラ的にはイヌ科の方が近い。どんな車に対しても、何かに似ているとこじつける事は可能ですが、ビアンテとプジョーに関しては類似性があるとは言い難い。ビアンテのデザインには、十分オリジナル性があると言う事ができる。そう結論付けられると思います。
次にテールのデザインの件です。実の所、私はミニバンのリアのデザインは、あまり気にしません。
なぜなら、リアの意匠が気に入ったから、私はこのミニバンを購入しました。そんなケースって考えられますか?ありえないですよね。深田恭子の足のサイズが26cmであることを知って、彼女のことが嫌いになりました。それもないですよね。結局、リアのデザインの重要性は、そんなものなのです。大事なのは、あくまで顔なのです。
だから、ミニバンのリアのデザインは、各車共通でも良いくらいです。リアのデザインなんて、その気になれば、一時間くらいで描きあがってしまうものでしょう。必要とあらば、マイナーチェンジの時に印象をガラッと変えることも可能です。しかし、フロントの意匠の変更となると、大手術です。
そういう意味では、デザイナーもリアの意匠は、手を抜いている部分があると思います。
食べ物の世界にもあるじゃないですか。三秒ルールってやつ。落としても、三秒以内なら食べられるってやつ。音楽の世界にも4小節ルールという不文律があるらしいです。似ているのが4小節以内なら盗作にはならない。メージャーリーグにも、点差が開いている時の不文律があって、その昔、新庄選手が0−3から打って報復されたことがありました。車の世界にも不文律があって、リアのデザインは似ていても良い事になっている。私は、そう勘ぐっています。
だからこそ、スカイラインがフェラーリからリアコンビネーションランプの意匠を失敬しても、「丸型のテールランプは、スカイラインの伝統だ」と胸を張ることができたのでしょう。スポーツカーの場合は、リアのデザインは重要ですけどね。
しかし、こうして改めてビアンテとエルグランドのリアのデザインを見比べてみると・・・・
全然似てないじゃないですか。共通点は水平基調で、コンビネーションランプが一直線に伸びている点だけ。色使いも全体の印象も、まるで別物。
以上が私の見解ですが、別にTさんの考えを否定しようというわけではないです。Tさんがそう感じたのであれば、それがTさんにとっての事実なのであり、それが購入を検討する際の重要な評価ポイントとなります。私は、自身の主張を無理やり通すために、宅配業者を装いドアを開けてもらって、隙間に片足をねじ込むつもりはありません。
問題は、あくまで自動車メーカーなのです。
その昔、ALFA156がヒットした時に、トヨタがヴェロッサという車を出しました。それで、「最高のデザインの車が誕生しました」的な仰々しいコマーシャルを流しました。ああいうのが、一番許せないのです。
何がデザインやねん。どの口が「デザイン」と、ほざいてんねん。
そう思ったのは、私だけではないはずです。そういうことに激怒してきた過去の累積経過もあって、この日本車サイトは生まれています。
そして、その感覚は、マジョリティの感覚とずれていないと思っています。自分が良いと思った車は大抵売れるし、ダメだと思った車は売れない。過去数十年の感覚的な統計があるからこそ、自分の発言に自信を持つ事ができます。他の人よりも感度センサーが敏感過ぎることはあるかもしれませんが、方向性において間違うことはほとんどない。だから、日本車のデザインに対して評価が厳しすぎるという事もないと思っています。このあたりの感覚は、外国車を買うような人たちは、特に賛同してくれるでしょう。
とは言っても、時には外すこともあります。ホンダのHR-Vは、かなりかっこいいと思ったし、時代の感覚にもマッチしていると思いました。しかし、短命に終わってしまいました。外国では人気があったみたいですけどね。
現行の日本車でも、90点以上をつけられる、好きなデザインの車は何台かあります。一台に絞るのは、ちょっと難しいですが。
でも、外国車なら、100点を付けられる車があります。
現行のミニ・クーパー(BMW MINI)。このデザインの完璧さには、深々と頭を下げるしかありません。「結構なお手前でした」の一言しかありません。
でも100%買わないですね。あげると言われても、もらいません。
FFだからです。FF車には興味がないのです。
だから、困るのです。だから、日本車メーカーに頑張ってもらうしかない。そういう事なのです。
2008.08.06 23:12 URL | 武車小路 #3LlrEPXw [ 編集 ]
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