日産、新型「フェアレディZ」発表会
目指したのは「ジャンプ!」 新型フェアレディZ登場
日産フェアレディZ34型は、「伝説のスポーツカー」となる事ができるか?
40年目のNEW Zは「走り」の進化に特化した
【鉄人】日本の誇るべきスポーツカー「フェアレディZ」の軌跡を振り返る
先日、車を運転していたら、前を走っている車の運転席の窓から、吸殻が投げ捨てられる光景を見かける事となりました。
環境意識が高まっている昨今、そういう行為を行う人は、大分少なくなったと言えます。
しかし、その運転手は、自分の車を汚すのが、よほど嫌なのでしょう。自分の車を汚すのはNGだけど、地球を汚すのはOK。
身勝手であることに間違いはありませんが、車が好きだからこその行為であるとも言えます。車なんてどうでも良いと考える人は、「吸殻入れ」が汚れる事なんて、何とも思わないでしょう。
という事は、車が嫌いで車を購入しない人よりは、車が好きで車を購入して消費経済に貢献している分だけ、情状酌量の余地があると言えます。
そんな事を考えていた次の瞬間、信じられないような光景を目にすることになったのです。
今度は、助手席の窓から、吸殻が投げ捨てられたのです。その際、窓を空けて走行していた私の車に、吐き気をもよおすような吸殻の不快な臭いが侵入してきたのです。
ついに、堪忍袋の緒が切れました。
シフトダウンを行い、車速を上げ、先行車の背後にピタリと付けました。ヘッドライトを一回パッシングし、窓から右手を出して、車を路肩に寄せるようジェスチャーしました。
相手の車は最初「無視」を決め込んでいました。しかし、背後1メートルの距離から、続けさまにパッシング・サインを行いました。その行為が4回目に及んだ時、彼もとうとう観念したのです。
その車はハザードランプを付け、車速を落とし、最寄の駐車エリアを探し始めました。しばらく走行すると、駐車に適した場所が見つかりました。それは、ファミレスでした。その車の後を追って、私もファミレスへと向いました。我々の車は、隣同士のスペースに駐車しました。
その車から降りてきた運転手は、チンピラ風でした。
しかし、そんな事は関係ありません。そんな事に動じる私ではないのです。チンピラ風であることにおいて、負けてはいないのです。
私は、公共のスペースを汚した彼の行為を非難し、その事によって、私も間接的な被害を受けた点を指摘しました。そして、強く謝罪を求めました。
次の瞬間、激痛を感じました。
私は、何が起こったのか、状況を理解することができませんでした。よろけながら激痛の感じた方角を見てみると、いつの間にか一人の男が立っていました。彼は、助手席に乗っていた人物に違いありません。私の背後から忍び寄り、襲撃を加えたのです。彼は、雄たけびを上げ、勝ち誇ったような表情で、こちらを見ていました。
もうろうとする意識の中で、痛みのする場所を手で触ってみました。すると、手には、おびただしい量の血がつきました。
視線を下に落とすと、血に染まった肌色の小さな物体が、地面に横たわっていました。
私の耳は、かじられてしまったのです。
これは、イソップ童話、「ギザ耳うさぎ」の冒頭部分です。
我々は、この物語から、何を学べば良いのでしょうか?
一つは、「無鉄砲」である事は、時として、悪い結果を生み出すという事です。「冒険心」がある事は素晴らしいことですが、それが、「おごり」からくるものであってはならない。
ニつ目は、ウサギの耳は、かじられる事を目的として長い訳ではないという事です。うさぎの耳は、かじられる以前の状態が完全形であり、かじられた耳は不完全な形です。
まあ、今度のフェアレディZ のホイールデザインに、「Z」の符号を落とし込んだというのは、理解できない話ではないのです。好きなデザインではありませんが、悪いデザインではないかもしれません。
テールランプの意匠も、まあ良しとしましょう。アルファベットの「Z」と、手裏剣をモチーフにすることで、「Z」ファンの心に深く突き刺さるデザインにしてみた?
しかし、和のテイストを取り入れ、「はね、とめ、はらい」を表現したという、ヘッドランプのデザインだけは、承諾する事ができないのです。このギザギザ加減には、異を唱えざるを得ません。
誰がそんな事を望んだと言うのでしょうか?誰がこのデザインを喜ぶと言うのでしょうか?これは、デザインのためのデザインです。社内で企画を通すためのデザインです。企画書の文章の上では説得力を持つかもしれませんが、実際の見た目は、何ら魅力的ではないのです。
初代のZは、なぜ素晴らしいデザインであったのか?なぜ、北米で熱狂的なファンを生みだすことが出来たのか?
「Z」は、アルファベットの「Z」に似ているから伝説の「Z」になったわけではないのです。素晴らしいデザインがあったからこその「Z」なのです。
それなのに、モデルチェンジに際して、デザイン上でやるべき事が思い浮かばないから、一応なんかやってみた。日本車メーカーだから、何かしらの「和」のエッセンスを取り入れてみた。
全くもって、発想がスチューデント・レベルです。この「Z34」のデザインを生み出す思考と、現在、自動車メーカーが直面している未曾有の危機、そして消費者の意識との間に、明らかなギャップを感じざるを得ないのです。
しかし、こうも思うのです。
本当の意味での「ギザ耳うさぎ」とは、「ギザギザのヘッドランプ」の事では、ないのではないだろうか?「ギザ耳うさぎ」とは、現行の「Z」そのものなのではないだろうか?
日産は、何が不満だと言うのでしょう?
現代に、オリジナルを復活させることでは。
「脱兎さん」の素晴らしいデザインを、21世紀に蘇らせることでは。
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自動車・批判・批評・評価テーマ:ニッサン・日産 - ジャンル:車・バイク
2008.12.13 | 日本車 |
トラックバック(0) | コメント(8) |
これはZ33の改悪版でしょう。L型ライトに慣れるのは時間が掛かりそう。まあZ33よりさらに回頭性が向上してケイマンをも超えているかもしれませんが。俺がZを買う事はたぶん一生無いでしょうが、もし買うならライト類だけをZ33のものに替えたZ34が欲しい。
2008.12.16 23:20 URL | keso #- [ 編集 ]
冒頭の耳を噛まれた件は実話ですか?武者小路さんのお身体が心配でなりません。
Zの全体的なフォルムは初代の印象を感じ取れ、懐かしさすらあります。ヘッドランプの形状は失敗してますね。初代のヘッドランプをそのまま持ってきたら、狂喜乱舞した人も多かったかもしれませんね。実に惜しいです。
2008.12.17 00:50 URL | H #- [ 編集 ]
Hさん、お気遣いの言葉、ありがとうございます。
あの日感じた恐怖は、今でも忘れる事ができません。傷は完治しても、心の傷は癒す事ができません。
でも、その優しいお気遣いのおかげで、私のトラウマも少しづつ解消されていくに違いありません。
あの日見た夢は、私の幼少の頃の記憶に起因しています。
当時私は、毎晩就寝の時、母に絵本を読んで聞かせてもらっていました。なかでも、イソップ物語の「ギザ耳うさぎ」は、大のお気に入りでした。
今となっては、肝心の物語の内容は、よく覚えていません。
でも、この事だけは、今でも思い出す事ができます。
あの頃私は、わくわくする気持ちのまま、心地よいまどろみの中で、眠りに付く事ができました。母の優しさ、手のぬくもり、洗い立てのシーツの心地良さを感じ、明日への希望に夢を膨らませながら、眠りに付いていました。
そして母は、私が寝たとみると、おでこにキスをし、「おやすみ」を言って、ベッドを去っていくのです。
でも私は、半分起きていました。子供ながらに、「ちょっと照れくさいな」という感情も抱いていました。それでも、決して目を開けたりはしませんでした。
何故なら、そのまま目をつぶっていれば、素晴らしい体験ができる事を知っていたからです。数分後には、夢のなかで、「ギザ耳ウサギ」のように、暴れまわっていたのです。
もし今、この世の中が、素晴らしいデザインの車で溢れ返っていたなら、あの頃感じていたワクワクする気持ちのまま、眠りに付く事ができるのかもしれません。
そして、夢の中で、思う存分乗り回すのです。
あの頃憧れていた
「Z」を。
2008.12.17 21:07 URL | 武車小路 #ofh0Cf/6 [ 編集 ]
自分も十数年前、車から降りてきた見知らぬ2人組に理由無く殴られた経験があり、その事を鮮明に思い出していました。心に負った傷はなかなか治らないですよね。
お互いゆっくり克服していきましょう。
2008.12.19 00:35 URL | H #- [ 編集 ]
冒頭の耳を噛まれた件は実話ですか?武者小路さんのお身体が心配でなりません。
2008.12.23 01:19 URL | ああああ #wLMIWoss [ 編集 ]
Zは先代よりも洗練されて、前の野暮ったい感じがうまく改善されていてよくなったと思います。
ただフロントのエアインテークについている牙かヒレかはわかりませんが、そこが気にいらないですね。
ただ私は『和』を取りいれたことにな不満はありません。
「別にいいじゃないですか」そんな感じです。
ライトも個性的で別にきにしないです。ただやっぱりエアインテークが…
わたしは先代からの伝統も必要だとは思いますけど、引きずりすぎるのもよくないと思います。
上のマスタングと、ダッジ・チャレンジャー。
かっこいいですが、私は古すぎると思います。
その点Zは昔のZをモチーフにしつつ、新しい要素を取り入れているので好印象です。
Zからは離れますが、結構あなたの文章を読んでいますが、いまだあなたの評価基準がわかりません。
以前ビアンテの時はフロントしか評価しないみたいなことを言っていたのに、今は全体とホイール。
SX4のときはコマーシャル。
ムラーノは消費者のことを考えているのかとか…
などほかにもつっこみどころはありますが、まともにエクステリアについて評価したことないですよね。
最初の冒頭部分とZの関係性もわからないし(私の文章読解力だ足りないのかもしれませんが…)。
詳しくあなたはどんな車が理想なのか
デザイン、実用性、信頼性、エコ、なんでもいいので教えていただけないでしょうか。
あとどの日本車1番好きなのかも教えていただきたいです。
Zをけっこう高評価しましたが、私は決して日産党ではありません。そしてよくいるトヨタばかりををけなす人でもないですので。
2008.12.26 10:48 URL | T #- [ 編集 ]
噛まれたという耳は本当ですか?
作り話ならば何のための作り話なんでしょうか?
その辺のチンピラには正攻法ならば負けませんよ・・・という、自己顕示・・・?
zのデザインの話に全く関連性の無い話は何なのですか?
噛まれた耳を見せて下さい
2008.12.26 13:58 URL | 通りすがり #- [ 編集 ]
歴代の「Z」が、それぞれの時代に合わせて魅力的なデザインを創り出してきた事は、事実であろうと思います。
しかし、カー・デザインの役割の半分は、魅力的な「アイコン」を創り出し、それを保持する事だと思っています。それを行うのが上手いのが、ドイツを中心とした外国車メーカーです。
私が「良い」と思う車はいくつかありますが、それが「好き」だとか、実際に「買いたい」と思うまでには、なかなか至らない状況があります。複数の指標を総合的に吟味し、判断するのが、車選びだからです。
それがどういう事かと言うと、例えば、スポーツモデルを購入したいと思ったとします。外国車をも含めて考えた場合、フェアレディZは、選から漏れます。同じ2シーターを買うなら、もう少しだけ奮発して、4,790,000円〜のロータス・エリーゼSを選択します。ここでは、ミッドシップ・レイアウトが手に入ります。
金銭的余裕がない場合は、2,330,000円〜のマツダ・ロードスターを選びます。
スポーツ・モデルでないことをむしろ好むならば、1,840,000円〜のスマート・フォーツー・カブリオmhd RHDを選択します。
しかし、それらは、あくまで2シーターである事を許容した場合です。
結局、市場には存在しないのです。
「買える車」が。
2009.01.11 21:41 URL | 武車小路 #sM853qTE [ 編集 ]
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