フォレスター

フォレスター・エアブレイク 自動車メーカーにとって、流行に乗りトレンドを創造することは善なのでしょう。自車業界が一丸となって年数が経過した車を古めかしく見せ、代替需要を創出する事は、正当な企業活動だと言えます。

一方、流行に乗るのと近い行為に、「マネ」というものがあります。マネの場合は、大抵は本家を超えるまでには至らないようです。何故ならそこには、理念も理想も思想もパッションも何もないからです。そして、モノマネ商品は、時に、ニセモノブランド商品を買う行為にも等しい罪悪感を消費者に抱かせたりもします。

マネが成功した時には、その行為はパッシングを受け、場合によってはそれが訴訟問題に発展したりもします。 逆に、それがたいした成果をあげなかった場合は、ただ黙殺され、嘲笑されるのみとなります。 家電メーカーの場合は、二番煎じが得策だったりする場合もあり、それが得意なメーカーもあるようですが、自動車は露出度の極めて高い製品ですので、あからさまなモノマネというのは元来成立しにくい環境にあるのかもしれません。

スバルは、質実剛健で通好みな所がかっこ良いメーカーだと思っています。WRCの成績にも裏付けられた、その水平対抗エンジンとシンメトリーAWDを中心とする技術はそれだけで魅力的であり、無駄な虚飾は不要だと思わせます。またその車づくりは欧米でも高く評価され、2000年にはJ.D.パワー&アソシエーツ/トップギアーが主催する、権威ある英国の自動車オーナーを対象とした顧客満足度調査で、対象31メーカー中1位(ゴールドアワード)に選出されたりもしています。

ただ、メーカーとしては事業を拡大・発展させていく責務がありますので、通だけに受ける車作りに満足することなく、より多くのポピュラリティを得られるように、デザイン面でも販売面でも努力をしていく必要はあると言えます。ですから、ここ数年はデザイン面での新たな取り組みを行ってきたわけです。

・・・にしては、最近のデザイン戦略はあまりにも下手だと言わざるを得ません。インプレッサが丸目で登場した時には、世界中のスバルファンをおおいに落胆させましたし、最近のモデルも消化不良感のあるデザインが多くを占めてしまっています。

・・・で、このフォレスターのヘッドランプは、一体何なのでしょう?この眉はどこの眉毛じゃ?本家がハリー・ポッターのフクロウの眉毛とするならば、こちらは村山富一の長老眉毛か。

そんなものは全く不要です。ナンセンスです。表現すべきは、もっと奥深い、技術者魂溢れるスバルスピリットです。スバル車は、スバル車らしくあるだけで素晴らしい。世界中のスバルファンは、きっとそう思っています。

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自動車・批判・批評・評価・評論テーマ:新車・ニューモデル - ジャンル:車・バイク
2006.04.05 | スバル | トラックバック(0) | コメント(0) |












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