マツダ・ロードスター

ロードスターNR-A 一昔前のスポーツカーは、車高の低さこそがスポーティーの象徴であり、ボンネットフードやルーフの低さをこぞって競う様な所がありました。

その結果、見た目のかっこよさを追い求めたスーパーカーは、居住性や視認性が激悪となり、一方、スポーティーと居住性の両立を求めた車は、チョロQのようにルーフの飛び出し・出っ張り感がやたら目立つスタイルとなって、Z-3のようなフォルムになりがちでした。

ところが、最近の車は、車全体のシェイプにボリューム感を持たせるのがトレンドとなっています。スポーツカーもその流れにならって、ボンネットの低さには拘らなくなりました。その結果、ボンネットからルーフにかけてのなだらかなラインを描くことが可能となり、見た目のかっこ良さと居住性のバランスを、上手くとる事が可能となっています。

このマツダ ロードスターも、その辺のバランスが良いので、普通の車とほとんど同じ感覚で着座することが出来ます。何が良いかと言うと、私のような高身長、高学歴な人間でもヘッドクリアランスが十分確保できるという点です。私クラスの身長の欧米人はざらにいると思いますが、座高の高さにおいては、私は恐らく世界トップクラスでしょう。悔しいですが・・・。

身長の低い人は、ドライビングシートに座布団を敷くなり、シートを交換するなりして、高さを調整をする事が出来ます。しかし、私のようなケースで、頭が飛び出てしまったりした場合には、成す術がありません。ところが、マツダ ロードスターはその心配は無用でした。さすが、ヘルメットの着用が義務づけられるレースでよく使用される車だけの事はあります。こんな事だけでも、私は嬉しくなってしまいました。

先代のマツダ ロードスターNBがデビューした時は、見慣れるまでに随分時間が掛かりました。そして、やっと目が馴染んできたかなという時に、このロードスターNCへバトンタッチ。

今回はすんなりと受け入られました。ハッとさせる新しさもありましたし、なかなか良いと思います。このデザインは、かなりの高得点を付けられるのではないでしょうか。ロードスターは、「2005-2006日本カー・オブ・ザ・イヤー」(日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会主催)も受賞しました。

ただ私は、別の視点からこのロードスターのデザインに注目します。実は、ロードスターのフロントのデザインは、他のマツダ車との共通点があまりありません。五角形グリルだの、〜型のヘッドランプだのと、マツダがゴリ押しするマツダ顔がそこにはないのです。すなわちこれは、ロードスター・デザイン・チームによる、他のマツダ顔の否定だと言う事ができます。ブランディングの整合性よりも、かっこよさを求めて身をとったという事です。

どちらにしても、現在のマツダ顔が、BMWのキドニーグリルのような特別な存在になる事はないでしょう。今後マツダが現在のマツダ顔を離れ、RX-8/ロードスター/CX-7寄りにシフトしていくのだとしたら、それは正解だと言えます。

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自動車・批判・批評・評価・評論テーマ:★MAZDA車★ - ジャンル:車・バイク
2006.04.07 | マツダ | トラックバック(0) | コメント(0) |












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