エルグランド

エルグランド 「徳さん」と聞いて何を連想するか?

これは人それぞれでしょう。

日テレのほうの徳さんじゃないですよ。自動車評論家の徳大寺さん。

「ジャグゥアー」だの「メルツェデス」といった、彼独特の日本語表現?それとも悪徳商会風の風体?

まあ、人それぞれだとは思いますが、私の場合には、エルグランドを思い出してしまいます。

そう、あれは、友人宅でお茶をご馳走になっていた時の事です。日曜の昼下がりでした。茶菓子はありませんでした。

たまたまテーブルの上にあった「間違いだらけのクルマ選び」を、何気なく読み始めたのですが、そこでは当時発売後間もなかったエルグランドが、酷評されていました。

なんでも、「こんな車重が重くて、ブレーキの貧弱な車をよく造ったもんだ。山へ行ったら、下りは死への接吻ロードだ。こんな危ない車、だれが買うもんか。間違いだらけだ。(一部私の脚色あり)。」

なんて感じでしたが、その後エルグランドの販売は好調に推移し、翌年の「間違いだらけのクルマ選び」では、なんと、「なかなか良い車だ」という表現になっていました。しかも、前年の酷評に関しては、何も触れずに・・・。

自動車評論家というのは、随分お気楽な商売だなと思った出来事でした。いや、むしろ、反対で、お気楽ではないのでしょう。スポンサーやら、自動車メーカーとの親密な関係を保つ為に、神経をすり減らし、ストレスがたまってしまう職業なのでしょう。褒め過ぎると読者に信用されず、酷評が過ぎると試乗会に呼ばれないという、微妙なバランスの中で成り立っている職業なのです。

ちなみに、徳大寺氏の日本車に対する批評は、まあまあ的を得ているなと思う時もありますし、文章が面白いので私は好きなのですが、デザイン評論に関しは、あまり賛同できない部分も多かったりします。もっと日本の自動車評論家に、スポンサー無視の鋭い評論家がたくさんいれば、今の日本車のデザインも、もう少し良くなっていたのではないかと思ったりもします。

ちなみに、現在の日本車のデザイン水準が、何故低いのか?

これはハッキリしています。デザイン・パフォーマンス自体を数値化できないからです。販売数からフィードバックされる情報は、正確ではありません。

日本のお家芸は、数値のカイゼンなのです。時間軸、費用、車両パフォーマンス、故障率。これらは、すべて数値化できます。 ところが、数値化できないものは、カイゼンしようにも、その指標がない。目標値を設定できない。目標がないから、目標を達成できない。そういう事です。

なら、車種ごとに、社内で自己採点をし、数値化すれば良いのに。そしたら、勤勉な日本人の事。色々な工夫が生まれ、デザインもどんどん良くなっていくに違いありません。

それにしても写真を見ると、徳さんは随分歳くっちゃっいましたね。元首相の宮沢喜一氏ほどではないにしても。お体、大丈夫でしょうか?

でも、最期に乗る車が「クラウン」というのは信用できない。似合わないし。あれはトヨタに対するリップサービスでしょう。

ちなみに、エルグランドのデザインは、コンセプトがハッキリしていて、独自の世界観をつくりあげている所が、私は評価できると思っています。GM的なかっこ良さの日産版という感じでしょうか。

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自動車・批判・批評・評価・評論テーマ:ひとりごと - ジャンル:車・バイク
2006.05.22 | 日産 | トラックバック(0) | コメント(0) |












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