スーパーアグリF1チーム、待望のニューマシン『SA06』
スーパーアグリF1チームは、7月30日のドイツGPから、待ち望まれたニューマシン『SA06』を投入します。
今までの、期待度0のマシンの走りを見るのは、正直辛いものがありました。井出有治も、ちょっと可哀想でした。ただ、これからのスーパーアグリF1の走りは、ちょっと期待できるのかなと思います。
ドイツGPからセカンドドライバーとしてステアリングを握る、山本左近の走りの方も注目されますが、6月のF1イギリスGPから、サードドライバーとして走ったタイムを見る限りでは、期待が出来そうな気がします。
彼の表情や雰囲気には、歴代の日本人ドライバー中、最もオーラがあるようにも思えます。何かやってくれるのではないかと期待します。ひょっとしたら、佐藤琢磨よりできるドライバーなのかもしれません。
ただ、スーパーアグリF1に注目がいけばいくほど、残念に思ってしまう事があります。
それは、このスーパーアグリF1SA06のカラーリング。
これは一体、どういうセンスのなせる業なのでしょうか。SA05よりもずっと退歩してしまいました。明らかにバランスを欠いています。デザイン・モチーフは錦鯉でしょうか?
問題は、スーパーアグリF1が「オール・ジャパン」を掲げている事です。これが日本の技術の集大成であり、日本人のセンスだと、世界に喧伝しているのです。
外国人から日本人はセンスが無いと思われる事は、決して良いことではありません。しかも今回は、デザインを考える時間も十分にあったはずです。
加えて、スポンサーである、人工頭髪メーカーの企業ロゴがこれほどまで、不自然に思えた事は今までありません。私がつけ物を選択せざるをえない状況に至った時は、おそらく他のメーカーの物を選ぶでしょう。スーパーアグリF1カーについたロゴの印象が、私にはマイナス・イメージだからです。
いや、むしろ、かぶりものは決してつけない、と心に誓いました。かぶりもの=センス無しという方程式が、私の中で出来上がってしまったからです。
通常であれば、企業ロゴやブランドロゴをペタッと貼り付けるだけで、そこそこカッコ良く見え、ブランドイメージが向上するのが、F1カーのマジックです。Marlboroや、JPS、MILDSEVEN。F1をサポートする事によって、ブランド・イメージがあがったものは数え切れません。企業ロゴ自体に問題がある事も事実ですが、それを美味く料理するのが、グラフィック・デザイナーの仕事であり、手腕の見せ所です。
私は、このようなカラーリングのマシンであるならば、国際映像のブラウン管の前に、マシンが写らない事を願ってしまいます。スーパーアグリF1が「オール・ジャパン」を掲げ、日の丸カラーをモチーフにデザインをする以上は、カラーリング・デザインを、センスの良いものに仕上げる事も、その当然の責務のはずです。
デザインにかけるお金が無いというのなら、ウェブで公募したって良いのです。デザイナーは車好きが多いですから、対案としての募集でも相当集まるでしょう。F1カーが、自分のデザインしたカラーリングで走るかもしれないなんて考えたら、皆喜んでアイデアを出してくるでしょう。こんな夢のある企画なら、懸賞金0円でも色んな業界のデザイナーからの応募があるはずです。
これこそが、オール・ジャパンの理想的な姿であり、ホンダがセカンドチームを持つ本当の意義です。
いずれにしても、世界中の人達に、スーパーアグリF1SA06のセンスの無さを指摘される前に、そしてマシンが速くなって露出度が高くなる前に、カラーリングが改善される事を、日本人として願います。そしてそれを行う事は、スポンサーになってくれた企業に対して果たすべき、当然の責務なのではないでしょうか。
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2006.07.28 | F1カー |
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