東京モータショー2005 日産GT-R PROTO 展示
日産GT-Rの発売まで後1年ちょっとになりました。
日産のデザインは、カルロス・ゴーン&中村史郎体制になってから200%向上したと思います。しかしながら、果たしてスポーツカー/スポーティーカーの分野に於いても成功したのかと考えると、疑問を抱かざるを得ません。
日産GT-RはFRベースの4WDですから、競合ライバルはミッドシップ・RR以外のスポーツカーとなるでしょう。そうすると競合ターゲットはBMWのMシリーズあたりでしょうか。
価格帯ははどの位でしょう? R34GT-RのM・spec Nurは630万円でした。それ以上に高くなると、RRやミッドシップ車も購入候補に入ってくる事が考えられますので、やはり600万円前後の設定でしょうか?
デザインに関しては、最近の日産は、「エレガンス」を前面に出したものが多いですが、GT-Rに関しては別路線のようです。TVRあたりも意識しているかのような、前衛的なデザインです。
ですが、思い切ったデザインの中にも、保守的な部分、ちぐはぐな部分を感じます。直線と曲線のバランスにおいて、まだ完全でないように思います。
具体的な部分では、フロントマスクのデザイン。これは好き嫌いがはっきり別れるでしょう。ほぼこれが最終形のようですが、まだまだ改善の余地があるように思われます。
そしてよく見ると、思い切ったフロントのデザインとは対照的に、ドア周り、サイドビューは、R33、34とたいして変わっていないということが解ります。リアウインドウ周りの直線的なラインにも違和感を感じます。「伝統」のリアの丸型4灯コンビライトも、疑問ありです。あれはそもそもがオリジナルの物ではなく、よそからの借り物のはずです。元祖がそうしているように、また、現行スカイラインがそうしているように、早く決別するべきでしょう。
以前カルロス・ゴーンが、愛車のR34GT-Rに乗って登場する姿をTVで見た事があります。あの時は何だかとても奇異に写りました。R34GT-Rは前体制の日産デザインの象徴です。あのデザインは、サーキット以外のシチュエーションには馴染みにくく、普段は口を滑らせない車評論家達からも、酷評を受けたものでした。
そもそもFRベースの超怒級スポーツカーに、興味を抱く人がどの程度いるのか、ミッドシップよりもRRよりもGT-Rが好きだという人が、どの程度いるのかは解りません。
しかし、現実問題として、フェラーリにもFRモデルがあるわけですから(日本では人気薄)、そういった市場もあるのでしょう。歴代のGT-Rは動力性能に関しては、誰もが認める一級品でした。馬力規制から開放された次期GT-Rも、動力性能に於いては間違いなくトップクラスのものに仕上げられてくる事でしょう。あとは、デザインもトップクラスの完成度であることを願います。輸出も視野に入れているそうですが、それはデザインが完成してからにして欲しいと思います。日本人が笑われない為に・・・
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2006.03.24 | 日産 |
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