トラック追突死/飲酒の実態は
飲酒運転を常習としていた加害者
修学旅行などでバスに乗る際、酔い易い人はどこに座るように言われたか、覚えていますか?
車酔いは、乗り物が発するバイブレーションが原因で、内耳にある三半規管が体のバランスを取れなくなり起こると言われています。
ですから、車酔いを防ぐためには、エンジンから出来るだけ遠いところに座るのが良いという事になります。バスは一般的には、エンジンを後方に置くRR駆動を採用しています。ですから、車酔いをし易い人は、できるだけ前の席に座るのが良いという事になります。皆さんもそう言われたのを思い出しましたか?
一方、「飲酒運転事故」という信じられない事がよく起こるトラックは、エンジンがフロントにあります。
トラックの運転手は、強大なトルクを発生するエンジンのバイブレーションと、日々格闘しているのです。車酔いをし易い修学旅行生なら、即アウトでしょう。ただでさえそういう状況なのに、そこにアルコールが入るわけです。一気飲みをした後に、頭をシェイクされているようなものです。だから、悪酔いをして、事故を起こすわけです。ひょっししたら、三半規管がバランスを失う事で、一般の飲酒からは得られない、特別な快楽を得ているのかもしれません。酔いからさめたと思って運転したら、バイブレーションで酔いが復活したというケースもあるでしょう。
ただ私は、長距離トラックのドライバーを飲酒に追い込む要因も、排除してあげる必要性があるのではないかと思っています。
皆さんは、長距離輸送のトラックは、全ての区間を高速道路を使って運転していると思いますか?
実は、長距離トラックのドライバーは、会社からの指示で、一部一般道路を使います。それは、日本の高速道路の割高な通行料金を浮かせるためです。ですから、トラックのドライバーは、利用できる高速道路の7〜8割位の区間しか、高速道路を利用していないのです。
そのために、長距離トラックが用もなく高速道路を降りて、一般道路を利用する事があります。
勿論これは、運送会社の規模などにもよると思いますから、そういう事をしない会社もあると思いますが、そういう事をしている輸送会社がある事も事実です。
いずれにしても、この事が、誰のためにもなっていない事は明らかです。交通事故を減らすためには、死角が多く危険なトラックは、可能な限り一般道路に降りてくるべきではありません。
高速道路の総距離の7〜8割分しか料金を徴収できないのであれば、長距離トラックには、初めからそのような割引料金を適用するべきです。ETCシステムと新たなデバイスを追加すれば、全行程で高速道路を利用したくなる仕組みを作る事は可能なはずです。そもそも、高速道路の料金の高さが、日本の製造業会の高コスト化につながっている事は、よく知られている通りです。
長距離トラックを運転するドライバーのストレスを少しでも軽減してあげて、純粋に安全運転に集中してもらう事。無用な事故をなくし、安全な車社会をつくっていくためには、そういった取り組みも必要なのではないでしょうか。
自動車・批判・批評・評価・評論テーマ:交通事故 - ジャンル:車・バイク
2006.09.26 | 高速道路 |
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