スカイライン

スカイライン発売 5年ぶり全面改良

  • 日産自動車は20日、主力セダン「スカイライン」の12代目を発売した。5年ぶりの全面改良。OEM(相手先ブランドによる生産)供給を受けている軽自動車を除くと、国内で販売する自社生産車として約1年ぶりの新型車になる。(2006年11月20日)[asahi.com]
  • 【日産 スカイライン 新型発表】

  • 日産自動車はグローバルな舞台で活躍している俳優渡辺謙と『スカイライン』とを重ねあわせ、スカイラインは世界に誇る、日本を代表するクルマだということを宣言した。(2006年11月22日)[Response]
  • スカイライン ただ日産には、Sにならざるをえない理由がありました。

    マイナス6843億円―。二〇〇〇年三月期(連結)、製造業における史上最大の赤字を記録した日産自動車は、瀕死の重症となりました。だから、鬼の形相の外国人をトップに迎え入れ、心を鬼にして従業員をリストラし、工場を閉鎖し、下請会社を切り捨てました。その時、他に選択肢はあったでしょうか。おそらく答えは、NOでしょう。

    しかし、物事には必ずツケが伴います。カルマ(業)と言っても良いでしょう。

    日産はそれ以来、「S体質」を身に着けてしまいました。「裏切る快感」を知ってしまったのです。

    だから毎回、新車を発表するタイミングになると、

    「今度の新車のデザインはすごいですよ。本当にカッコ良いですよ。期待して下さいよ」

    と、さんざん煽り、期待させ、結局最後はストライクゾーンを外してきます。

    それに対して日産ファンは、

    「あ〜、また違ったか〜。今回もまた裏切られた。突いて欲しいところは、そこじゃないんですよ、女王様。あいかわらず、外し具合が絶妙です、素敵です」

    と言って、喜んでいるのです。

    ですから私は、今度の新型スカイライン=V36型のデザインが、いくらラインを外してきても、いささかも驚きません。

    V36スカイラインのデザインは、先代V35型より遥かに良くなりましたが、所詮フロントマスクはフーガで、サイドビューはレクサス風。デザイン自体は悪くはないですが、我々を感動させ、しびれさせるという程のものではないでしょう。

    先代スカイラインV35が出た時、私の友人はそれを見て、かっこ良いと言いました。私は、ちゃんちゃらおかしいと言い、激論となりました。

    しかし、私の言っていた事が正しかった事は、V35型とV36型を見比べてみれば、明らかなはずです。V36型のデザインの方が200%良い。向上しすぎです。という事は、V35型のデザインが、いかに良くなかったかという事を表しています。V35スカイラインのデザインは、同時期に出た他の日産車に対しても、遥かに見劣りしていました。ですからV35スカイラインの時に、このV36レベルのデザインを実現し、今回のV36スカイラインでは、もっと先の次元に進むべきだったのです。

    V36スカイラインは、いわば遅出しのクリスマス・プレゼントです。

    だから、誰も感動しないし、反応をしない。数年前のクリスマス・プレゼントを今更出されても、嬉しくありません。我々は、クリスマス・プレゼントを一回分もらい損ねているのです。

    それが日産的には、V36スカイラインは、まあまあ良いデザインの車に仕上がったと思っているのに、市場の反応が得られない真の理由です。

    ただそのデザインの問題以上に、私が気がかりに思っているのは、ウェブ上にアップされている、エンジン音。

    エンジンにこだわる日産スカイライン。伝家の宝刀直列6気筒を捨ててV6になっても、エンジンにはちゃんとこだわって自家栽培をしています。そうウェブ上でもアピールしているのに、あの眠そうなエンジン音を聞かせ、悦に入っている無神経ぶりは、一体どうしたものでしょうか。

    先日街で見かけた、ノーマルと思しきR32は、シフトダウンをしながら、「フォン、フォン」と素晴らしいサウンドを放っていました。スカイラインは、やはりそうこなくちゃいけません。

    同じエンジンから採録する場合でも、車好きのハートに響くおいしい領域を探し出し、抽出する事は、可能だったはずです。仮にジェントルやスムーズがキーワードだった場合には、その事が上手く伝わるような領域を選び出せば良いのです。日産は、このあたりがあまりにも商売下手です。ひょっとしたら、日産には車好きの感性を理解する人は、もういないのでしょうか。英語オタクばかりが、残ってしまったのでしょうか。

    V35以降のスカイラインが、もはや昔のスカイラインではない事は当然の事として受け入れたとしても、やはりやり切れなさが残ります。スカイラインに日産ファンが求めているもの。それは「ときめき」などというレベルのものではなくて、「感動」なのです。だから、スカイラインに過去のスカイライン像を求める限りは、そこでずれが生まれてしまうのです。結局、スカイラインの名前を外さない限りは、この問題は解決しないのかもしれません。

    ただ、それでも私はスカイラインに期待をします。やはりスカイラインは特別なのです。

    だからもう一度だけ、スカイラインのデザインに賭けてみたい。あーやられた、そう来たか、と感動してみたい。デザインが弱いスカイラインの伝統を壊して欲しい。そう願っています。

    そんなスカイラインが登場した時には、私は渾身の思いでスカイラインを絶賛する文章を3,000文字程度にまとめあげ、その記事をウェブ上の一番目立つ所に放つでしょう。私には、その準備も心づもりも出来ています。

    しかし日産は、また次回も裏切るでしょう。

    でも、それでも良い。

    私も、かなりのMだから・・・


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    自動車・批判・批評・評価テーマ:新車・ニューモデル - ジャンル:車・バイク
    2006.11.23 | 日産 | トラックバック(0) | コメント(1) |

    V36スカイラインのデザインは、フロントマスクはフーガで、サイドビューはレクサス風。

    言い得て妙、まさにそのとおりだと思います。
    ついでにリアクォーターの垂れ下がりラインは、マーチと一緒と思うのは私だけでしょうか。

    中身が素晴らしいのに、外側がドセンスでは欲望が喚起されません。
    衝突安全性、空力、対歩行者配慮など数多くの制約の中で、「我々を感動させ、しびれさせる」ことは極めて困難なことでしょう。

    しかし、ハイブリッドなどの環境技術もおろそかにして「技術の日産」も今や過去のものになり、見た目が重要をウリにするなら、この程度では、日産の未来はないと思います。





    2007.02.17 14:19 URL | big #2/qUrnKo [ 編集 ]












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