ホンダインテグラ(2004年)
ホンダという企業は意地悪だと思います。
F1等のモータースポーツで、スポーツカーの魅力をさんざんアピールし、スポーツカー=ホンダ=チャレンジング=かっこ良いというイメージで車好きのハートを鷲づかみにしておきながら、実際のラインナップの方はと見てみると、現実的な選択肢はFFばかり。FRは唯一、オープン・ツーシーターのS2000があるばかりで、あとは、普通の人には手の届かないミッドシップのNSXがあるのみ。
「ホンダファンなんだけど、やはり後輪駆動が良いから」という理由で、他社の車にしてしまっている車好きは、結構多いのではないでしょうか。
現行のインテグラTYPE Rは、最高出力220馬力の2リッター直列4気筒DOHC i-VTECエンジンを搭載、クロスレシオ6速MT、プレンボ社との共同開発によるフロントブレーキ、チューニングしたサスペンション、トルク感応型ヘリカルLSD、レカロ社製フロントバケットシート、MOMO本革巻ステアリング・・・とくれば、スポーツカー好きならよだれが出そうになって来ます。
でもいくら魅力的なスペックを書き綴っても、「結局FFですから」という一言で、ある一定数の人は去っていってしまうでしょう。
実際乗ってみれば、インテグラは素晴らしいのだろうとは思います。ホンダ車ですからエンジンは最高でしょうし、FFにはFFなりの面白さもあるのでしょう。WRC等のラリーでもFFは全盛です。
しかしFFとFRの間には、男女間に存在するものにも似た明確で絶対的な違いがあり、車を操る面白さにおいてはFRの方が優れているという固定観念から、私は離れられません。だから、モータースポーツで後輪駆動車の素晴らしさをアピールし、その技術も持っているホンダが、後輪駆動車を出す事を出し惜しみしている状況が理解できないのです。
ただメインマーケットである北米の人にとっては、インテグラは単なるお買い物車に過ぎず、駆動方式なんてものはどうでも良い事なのかもしれません。であるならば、尚更インテグラはFRにしてもらいたい。きっと彼らは、インテグラをFRにしても、その事に気づかないでしょう。
90年代にはタイプRを中心に人気を博したインテグラですが、現行モデルは一昔前のシビックのような金魚ルックがはまらなかったせいなのか、見かける事も話題に上る事も無い様に思います。
つまりインテグラは、マーケットからもう見放されているのです。インテグラは変わるしかないのです。ホンダが、他社と同じような車を造っていてどうするのでしょうか?ホンダに我々が求めるもの。それは、「面白い車」に他なりません。ホンダは、ブランドイメージに沿った、ホンダらしい車を普通に造れば良いのです。
であるならば、ここは思い切ってインテグラはFR化する。という事でどうでしょうか?
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2006.03.26 | ホンダ |
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