レクサス GS 試乗レポート
レクサス GS430
トヨタ自動車の全世界での車両販売台数中、レクサス・ブランドが占める割合は2%ですが、それがトヨタの全収益の3分の1を叩き出すそうです。
『GS』 にじみ出る熱き魂が欲しい
この話が本当だとすれば、現状2%のレクサス車の販売台数を5割増やして3%のラインにもっていけば、現在のトヨタの全収益の半額を稼ぎ出す事になるので、残りの98%のトヨタ車の販売台数を半分に減らしても、トヨタは同額の収益をあげる事が可能となる。そんな大雑把な仮説をたてる事が可能となります。
もちろん高級ブランドであるレクサスの販売台数をいたずらに増やす事は、レクサス ブランドのプレミアム性を希薄化してしまう危険性があるので、慎重になった方が良いケースもあるでしょう。しかしながら、これからヨーロッパでのレクサスの販売台数が増え、日本での販売車種も増えていく事等を考えれば、これはあながち実現不可能な数字とはならないでしょう。
この時、誰にどんなメリットがあるでしょうか。
トヨタは、現在と同じだけの莫大な利益を得る事が出来ます。しかも無理に、へんてこりんな外観の安物車を、多く販売する必要がなくなります。その事が、社員の良心をケアし、モチベーションを上げる事に貢献する事でしょう。他の自動車メーカーは、トヨタの販売台数が50%減った分、代わりに多くの台数を売る事が出来るようになります。社会全体が良い方向に動き出します。
そのためにはまず、経済的に余裕のある富裕層がレクサスを購入し、一極集中化し過ぎた富の再分配に協力する必要があります。
次にトヨタは、レクサス以外のトヨタ車の車両価格を一律に引き上げる事です。そうすれば、トヨタ車の販売台数は当然落ち込みます。その分のシェアを、他の自動車メーカーが埋める事になります。
この事が、日本人の精神衛生上、大変好ましい効果をあげる事でしょう。
思えば我々日本人は、長い間コンプレックスにさいなまれてきました。眼鏡に出っ歯。カメラを首にぶら下げ、薄気味悪い笑顔を浮かべている日本人。学生時代に教科書で見せられた、あの日本人の風刺画の悪夢に、日本人は悩まされて来たのです。
では何故我々は、その悪夢に悩ませ続けなければれなければならなかったのでしょうか。風刺画は、しょせん風刺画に過ぎないのに。
それはあの風刺画が、的を得ていたからです。日本人には、思い当たる節があったのです。それが証拠に、あの風刺画を欧米人の前で胸を張って破り捨てられる人がいるでしょうか?
模倣に、盗作。ずる賢い改良品。見ている方が恥ずかしくなるような、ひどいデザイン・センスの商品郡。日本企業はこれまで、その風刺画の日本人が生み出しそうなデザインのプロダクツしか世に送り出してきませんでした。いや、と言うよりも、その風刺画の刷り込みを、セルフ・イメージとして植えつけられる事で、そういうプロダクツしか生み出さないようにコントロールされて来たのです。
そういう意味では、今のレクサスのデザインは評価できると、私は思っています。
GSのデザインを批判的に言う向きもあるようですが、それはこれまでのトヨタ車のデザインの歴史を分かっていないのです。レクサスのデザインを批評するには、これまでのトヨタ車のデザインの歴史を振り返る事が必要です。トヨタのデザインは、これまでいかなる努力をしても、他車の模倣をしても、引用元のデザインに少し手を加えた段階で、デザインの全てを台無しにしてきました。考えられないほど多くの駄作を世に送リ出して来ました。
その事が、日本人のセルフ・イメージの形成に大きく関わってきたのです。やはり日本人は、眼鏡で出っ歯で、薄気味悪い笑顔を浮かべるだけのエコノミック・アニマルにすぎないのか。西欧人に、センスで対抗する事はできないのか。欧米人よりかっこ良く生きる事はできないのか。日本人は、そんなコンプレックスを抱かざるを得ない状況の中で生きてきたのです。
つまり我々は、トヨタのように世界の檜舞台で活躍する日本企業がある事に日本人として誇りを持ちつつも、ことデザイン・センスに関しては、その劣等感を跳ね返す事が出来ずにいたのです。
ですから、それらの歴史を考えれば、今のレクサスのデザインがセンスよくまとまっている事自体が、大変素晴らしい事だと、素直に喜ぶべきなのです。デザインの引用元が分かってしまう事は、現段階では大目に見る必要があります。それよりも、レクサスが正常なバランス感覚を有している事を評価するべきです。デザインをまとめあげるという事は、大変難しい事なのです。レクサスはまだ、新米の高級ブランドです。全てにおいていきなりNo.1を目指せと言われても、それは無理というものです。
そういう意味でレクサスは、日本人にとっての希望の光です。このGSのデザインも、全体の塊感が非常に素晴らしい。そこには確かに、オリジナリティがあると評価できるはずです。デザインのディティールに関しては、これから時間をかけてじっくり取り組んで行けば良いのです。
ですから、経済的余裕のある人には是非、レクサスGSを購入して頂きたい。
その事によってトヨタは、トヨタ車の減産を行う事が可能となります。
その事で、内外の全ての自動車メーカーが、恩恵を受ける事になります。
その事で街の景色が向上します。
全ての国の人々が、幸せになる事が出来ます。
その時日本人は、風刺画の呪縛から解き放たれる事でしょう。
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自動車・批判・批評・評価・評論テーマ:LEXUS - ジャンル:車・バイク
2007.01.22 | レクサス |
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はじめまして
足跡からきました。
レクサスは、自分的にはもう少し、レクサスならではの車が出るまでは待ちだなと感じています。
それでは応援ポチです。
2007.01.30 23:08 URL | チンクチェンク #RBEzjRwc [ 編集 ]
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