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映画「マトリックス 」では、繭型のカプセルの中で、液化した死体を栄養源としながら一生を過ごすサイバー人間の姿が描かれています。人間の役目は、コンピュータに電気を供給することのみ。発電施設で眠り続けている彼らは共通の夢を見させられており、その夢の世界こそが、コンピュータが作り上けた仮想現実空間、「マトリックス」・・・

エコロジー の問題は、難しい側面を含んでいます。それは、環境の為に良かれと思って行う事が、違う角度から見れば良くない場合もあるからです。人口知能にとっては善であっても、人間にとっては良くないこと、地球にとって良くない事があります。そしてエコロジーという言葉には、一般に考えられているよりも、広い意味があります。CO2削減問題ひとつをとっても、倫理観をも含めた多方面から考える事が必要となってきます。

ただ、エコロジーに対する行き過ぎた考え方は、車社会、ひいては文明社会全体の否定にもつながりかねません。そこで、ある考え方に基づき、一定の線引きを行う事が必要となってきます。この場合も、人間のご都合主義の範疇を超えるものではないかもしれませんが、他者に、社会に、そして環境に良い事は何かという事を考え、行動する事は重要です。エコロジー問題は、製造者だけの問題ではなくて、我々の消費動向に拠る部分も大きいからです。

そういう意味では、欧州でも盛んに研究されているバイオマス燃料には、疑問を感じざるを得ません。バイオマス燃料を生産するという事は、食物をつくる事ができる貴重な畑を、燃料を生産する為に使うという事です。世界を見渡せば、飢餓で多くの方々が亡くなっています。この原因の一端は、先進国の過剰な肉食にもあります。肉を生産するよりも、植物を生産した方が、より多くの人々に食糧が行き渡るのです。もちろん、ビール副産物からバイオエタノールを抽出するというような技術であれば、話は別です。しかし、燃料の抽出だけを主目的として植物を生産するのは、方向性が違うように思います。そもそも、重要な視点が忘れさられてはいないでしょうか?

マトリックスを思い出してください。マトリックスで描かれたカプセルの中で培養される人間の姿とは、バイオマス燃料を生産させられる植物の姿そのものであるという事に気づくはずです。これが合理的で先進的でエコロジカルなテクノロジーだと言えるでしょうか?

自分が他者からそのように扱われる姿を想像して戦慄を覚えない人はいないでしょう。燃料を搾り取る為に家畜を飼育し、太らせるとしたら、それはおぞましい姿と写るでしょう。しかし人間が、エネルギーを生み出すモノとして、植物をそのように扱っているのです。植物の種にも命があるのに、生命の尊厳という視点が忘れらさられてしまっているのです。尊い命を動力機関のガス部屋に送り込み、一瞬のうちに無に帰させてしまう事で我々が得るものとは、一体何でしょうか。機械を僅かに数メートルばかり空間移動させるのみです。これは、人間の越権行為だとは言えないでしょうか。

このように考えていくと、我々の生活の中における他の生命の文明利用についても、考えてみる必要が出てきます。何が可で、何が否か。しかし、この判定は微妙で、且つ色々な企業の商業的打算が交錯するところでもありましょう。

植物の食用利用は、当然OKという事になります。植物の果実、種子は、動物に食べられる事を前提とし、その事で子孫が増えるような仕組みになっています。すなわち、他の生命に食べられる事は、植物の本望なのです。

植物の衣料品への利用もOKです。これこそが、文明社会の正しい営みだと言えるでしょう。では、衣料品と燃料とを分ける倫理上の違いとは何でしょうか。一つには、製品としてのロングライフという要素が挙げられます。

例えば、樹木の生活利用。リビングのテーブルやイス、車のウッドパネル、工芸品。これらの木材製品は、長く使う事が出来ます。植物としての命は絶たれますが、形を変えて我々の生活に長く役立ってくれます。そういう利用法は、文明としての正しい行いです。ですから、木材チップを固めてつくったMDF のようなエコロジカルな素材しか使ってはいけないと考える必要はないと思います。薪や割り箸も、伐採されるまでに大木としての幸せな営みがあったものと考えます。ですから、樹木の文明利用は可です。

最近は、プラスチックの代替製品として、土に埋めると、やがて土に帰っていく、生分解性プラスチック(バイオマスプラスティック) が開発されており、自動車の内装部品などにも利用されるべく研究されています。これも製品としてのロングライフという観点から、可だと考えます。こういう研究こそが、バイオテクノロジーの向かうべき正しい方向性ではないでしょうか。

レザー製品はどうでしょうか?

一昔前までは、高級毛皮が富裕層の間でもてはやされていました。しかし昨今は、そういうものを身に付ける事は良くないことだという風潮になっています。これは、世の中の良い流れだと言えるでしょう。動物達は、コスト重視の残虐な方法で、文字通り皮をはがれ命を奪われています。ただ、皮製のジャンバーは防寒着として優れていますし、こすれた部分も味わいとなって、長く着る事ができます。これは食肉用家畜の皮革利用という事であれば、許される範囲内でありましょう。

車の本皮製のハンドル。これも可だと考えます。ビニール製のハンドルは、手にかいた汗をうまく吸収してくれません。本皮製のハンドルに優る良品は、現状ないのです。しかし最近は、ゴルフの皮手袋でも、人口素材で良いものが出ています。本皮製のハンドルも、やがては、これらに取って代わられる運命なのでしょうか。

車のレザーシート。レザーシートは確かにカッコよいですが、防寒性には貢献しません。座面の部分も延びてしまって、耐久性もあまり良くありません。年季が入ったレザーシートは、風合いを増すというよりは、くたびれた感じが目立つのみとなってしまいます。であるならば、例え高級車であっても、本皮製のシートはあえて選択しないという風潮にシフトしていくのが、今後のあるべきエコロジック・ライクな未来像ではないでしょうか。

そして一番の問題が、車の燃料問題となります。私が中学生だった頃は、あと数十年で石油がなくなると社会科の教科書に記載されていました。しかし、数十年がたった今でも、石油がなくなる気配は全くありません。「石油の無機起源説 」というものもありますし、自動車メーカーの代替燃料自動車の開発スピードからも推測される通り、石油が無くなるのは、まだまだ遠い先の事なのでしょう。

しかしアル・ゴア元アメリカ合衆国副大統領の「不都合な真実 」でも取り上げられている通り、CO2の排出がもたらす地球温暖化の問題は、一刻を争う深刻な事態のようです。たとえ石油はなくならないにしても、次世代自動車は早く市場に投入されるべきなのです。欧州でディーゼル車が普及した背景には、このCO2削減問題も関係しています。しかし、自動車が燃料を燃やしてCO2を排出しているうちは、根本的な解決にはなりません。ハイブリッド車も、最終的な解決策にならないのです。

環境の問題を気にせずに、いつでも好きなだけ車を運転できる世の中。そんな社会が実現されれば、どんなに素晴らしい事でしょうか。そしてそれこそが、全世界の人々が、日本車メーカーの高い技術力に期待をするところです。



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2007.04.22 | 次世代自動車 | トラックバック(0) | コメント(1) |

エコロジーには注目しています。私は未来の車がどんなものかを楽しみにしています。

2009.05.23 03:36 URL | 未来を想う車好き #- [ 編集 ]












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