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そもそも、東京の若者が車を所有しなければならない理由はあるでしょうか?

ハッキリ言って、それはNOです。タクシー+レンタカーの方が、はるかにお徳です。

試しに、東京の若者が車を所有した時、一体どれだけ費用がかかるかをシミュレートしてみることにします。期間は、きりの良いところで10年。

■自動車税

毎年払わなければならない自動車税 は、本当に困った存在です。軽自動車が7,200円なのに対して、普通自動車はそれよりはるかに高い金額。ゴールデンウィーク前の時期に毎回決まってこの払い込み用紙が届いて、休暇前の楽しい気分を萎えさせてくれます。

ここでの自動車税は、1.5リットル~2.0リットルクラスの39,500円/年を当てはめてみましょう。

・39,500円×10年=39.5万円。

■車検代

車検は3年後、5年後、7年後、9年後。ここでの費用は、ディーラー等に支払う部品代、整備代以外にも、自賠責保険、重量税などが含まれます。ここでは1回につき17万円としてみます。

・17万円×4回=68万円

■駐車場代

駐車場代。地価の高い東京で車の購入を検討する際に、まず頭に入れておかなければならない要素です。ここでは、駐車場代を月額2万円 としてみます。

・2万円×12ヶ月×10年+契約手数料2万円=242万円!

■任意保険

自動車保険はそのサービスによって、保険会社によって、車種によって価格はまちまちですが、ここでは仮に5万円/年としておきます。

・5万円×10年=50万円。

■定期点検、オイル交換、部品交換

年に一度は定期点検を。その費用を5,000円としてみます。オイル交換は年に一回、1回5千円也。タイヤ交換が1回で7万円。その他、カーステレオや、補修部品にかかる費用を30万円と想定してみます。

・5.000円×9回+5,000円×9回+7万円+30万円=46万円。

■ガソリン代

年間走行距離を8,000kmとしてみます。10年間で8万km。燃費が10kmの車なら、ガソリン消費量は8千リットル。

・ハイオク135円×8,000リットル=108万円。

厳密には高速料金も計算するべきですが、想定が難しいので、ここでの金額に含まれる事にしておきます。

■洗車

車を所有する以上は、洗車をしないわけにはいきません。これも意外と費用のかかるところ。かといって、安易に洗車機に入れてしまっては傷がついてしまう可能性も。よって手洗い洗車+撥水コートを選択。コーティング費用なども、ここにインクルーズすることにします。

2,500円×12回×10年=30万円。

■合計

合計583万5千円也!

素のままで乗っても、これだけの経費がかかってしまうのです。これは年間、58万3500円。月の負担額に均すと48,625円。

そして、これはまだ車両代を入れていない数値である事を忘れてはなりません。ここでは、車両代を税金とローン代を合せて216万5千円としてみます。すると全合計が800万円ジャスト。10年の月均等負担額は66,666円ですが、5年ローンを組んだ場合などの実際の負担額はもっと大きいものになります。

一方、毎週レンタカーを借りるとした時、1年間は52週で10年で520週。800万円/520週=15,384円。レンタカーを借りる際のガソリン代をも含めた一回あたりの費用を15,384円より低く抑えれば、車を購入するよりも毎週レンタカーを借りた方が経済的に得であるという事になります。これは、東京で車を購入・維持することを考えれば、年間のタクシー代とレンタカー+ガソリン代は80万円まで使えるという事でもあります。これを考えれば、自動二輪車などは本当に安い買い物だと言う事ができるでしょう。

今、現代的な生活を送るには、携帯電話の通話代、パケット代、インターネット・プロバイダー料等が必要であり、それらの毎月の費用負担はかなり大きいのです。これらは嗜好品というよりは、必要経費です。そしてそれらに加えて、新しく魅力的な商品が次々と市場に投入されるデジタル家電も、そのつど購入していく必要があるのです。

車とそれらのアイテム。若者にとってどちらが優先順位が高いか。これは言うまでもない事です。

しかし、今の日本車のラインナップを見渡した時、どうでしょうか。それだけの経済的負担を押してでも買いたいと思わせるような魅力的な車が、一体何台あると言うのでしょう。

だから、必要のない車は買わない事です。そうすれば、交通事故を起こす心配もないのです。どうしても車を利用しなければならない状況があるとしたなら、レンタカーを利用すれば良いのです。そうすれば、財布にも環境にも優しいし、オイル交換をする事も、自動車税を納める必要もありません。貴重な時間を削って洗車をする事もないのです。

しかし、それでもあえて車を買うという状況があるとしたなら、それはレンタカーにない要素を持っている車の場合という事になるでしょう。その条件としては、「後輪駆動+MT」。あるいはオープンカー、スポーツカー。そして、それらの車が所有欲を満足させるデザインである事。

それ以外のジャンルの車の場合だと、例えば趣味の活動に役立つような運搬能力を有している事などがその条件となるのでしょうか。しかしこれなどは、レンタカーともろに競合するところであり、平日も車を利用するという状況でない限りは、経済的メリットを享受するラインに到達するのは難しいという事になります。つまり、「奥さんが毎日子供の送り迎えに車を利用する」というような状況が生まれない限りは、車を購入する必然性は生まれてこないのです。

いずれにしても、今の若者には、経済的余裕がない。魅力的な車も極僅か。若者を車の購買に向かわせるようなプロモーションもない。車の購入は、税金の負担も大きい。このような状況では、新車が売れないのは当然です。

しかし自動車メーカーが本当に車を売りたいのであれば、まず魅力的な車を造る事が必要です。いかにして160万円の車を200万円で売ろうかと考えているようでは全然お話になりません。200万円の車の、消費者の経済負担額は800万円なのですから。であるならば、800万円の車をどうしたら消費者に買って頂く事ができるのかという発想になる必要があります。そのようにして考えた時、今のデザイン・レベルでは、あまりにも消費者を馬鹿にしすぎているという事実に気づくでしょう。

自動車を造る際には、少なくとも心意気だけは400万円分注入してもらう必要があります。そんな真剣な車であれば、我々消費者の気持ちが動く可能性もあるのです。



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2007.05.08 | 日本車 | トラックバック(0) | コメント(0) |












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