ホンダ、2007年北米国際自動車ショーで「Acura Advanced Sports Car Concept」を発表
速報!! ACURA ADVANCED SPORTS CAR CONCEPT
日本のプロ野球選手、プロサッカー選手がこぞって買う高級車と言えば、ベンツにフェラーリ、そしてポルシェ。なぜそこに、日本車の名前が挙がってこないのでしょうか。
【デトロイトモーターショー07】写真蔵…アキュラ NSX 後継
この理由は簡単です。
以前からの憧れの対象を購買して自己保有しようという行動が、超高級車を求めるという行為です。彼らは、子供の頃に憧れた王、長嶋、カズと同列にある夢の対象・超高級車を手に入れる事によって、自分の夢が実現した事をよりリアルなものとして実感しようとしているのです。しかし、そこに原始体験がないかぎりは、その消費欲求は生まれません。したがって、幼き頃に夢見なかった「日本車」は、自分に対するご褒美の対象として選択肢に入らないという事になります。
ただ、スーパー・スポーツというジャンルにおいては、フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェの次にランクインする可能性のある選択肢として、ホンダの名前を挙げる事が出来ます。
何故ならホンダは、モータースポーツの最高峰であるF1に古くから挑戦してきた企業であり、その事が良い意味でのナショナリズムを強く刺激するからです。また、ホンダの企業精神は、自己実現の大家であるるスポーツ選手や、フロンティア・スピリットを愛する米国人にも広く受け入れられるものです。ですから、ホンダが持つそのブランド力には、まだまだ潜在能力があると言う事ができます。
今年のホンダはF1で苦戦をしていますが、数年後には必ずや上位に位置してくれるものと、みなが期待をしています。ホンダがF1の常勝組みとなった時、F1テクノロジーとの直結が連想されるホンダ製スーパー・スポーツは、スーパー・リッチ層にも魅力的な選択肢として写るはずです。それがメイド・イン・ジャパン・クオリティで提供されるという事実は重要です。しかし、一体これはどういう事なのでしょうか。Acura Advanced Sports Car Conceptは、どうしてMR(ミドシップ・リアドライブ)ではないのでしょうか?ホンダは、何をどう勘違いしてしまったのでしょうか。
FRなら、日産でもマツダでも造れるのです。消費者がホンダに求めるものは、ホンダらしいもの。ホンダにしか作れないもの。それなのにホンダは、F1イメージに直結するMRの技術と経験という財産を、今放棄しようとしているのです。V10エンジンをフロントに搭載?これが、ホンダにとっての「新しいチャレンジ」であるはずなどありません。単なる自己弁護です。「過ぎたるは及ばざるが如し」です。これが意味する所は、ホンダは高級スポーツカー市場で、フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェと直接対決する事を避けたという事です。戦わずして負けた。敵に背を向けたという事です。
ユーティリティー性能を向上させなければならないというマーケティング・ニーズがあるのなら、ミッドシップのなかでパッケージングを工夫すれば良いのです。それをする事がデザイナーの役目であり、パッケージング・クリエイターたるホンダが、努力すべきフィールドなのです。そしてそれが、「独創的でない、改良型でしかない」と外国企業から批判されがちな日本企業が、汚名挽回をする良い機会でもあるのです。
しかしホンダの場合は、そもそもスーパー・スポーツの定義を知らないのでしょう。だから、FRベースで良いなどと考えてしまうのです。ドライビングを楽しむ車、運転が楽しい車がスーパー・カーではありません。スーパー・カーとは、パッセンジャー後方にエンジンがある事を楽しむ車なのです。
そしてその事によって、全ての罪が許されるのです。このエコロジー問題が叫ばれる昨今。法定速度で走行する事を妨げる過剰な運動性能。CO2排出問題を加速させる大排気量エンジン。婦女子をいたずらに驚かせる大仰なデザイン。そんな車が本当に必要でしょうか?自分だけが楽しめれば良いのでしょうか?ホンダがエコロジー問題に真剣に取り組んでいるというのは、嘘なのでしょうか?
しかしお隣りさんも、こう言えば納得するはずです。「この車は実は、後ろにエンジンが乗っかっているんですよ」。「あ〜、そういう事だったんですか、どうりでね」。
こうしてスーパー・スポーツは、畏敬の念を持って見られます。皆が納得をするのです。一方モンスターFRの場合は、今の世の中では単にクレイジー。はったり車。重量税を10倍にして抹殺されるべき、社会悪なのです。
また我々は、Acura Advanced Sports Car ConceptがFRを頑なに否定し続けてきたホンダが造ろうとするFRである事にも注目する必要があります。MRは、FFやFRとは別格扱いで共存する事が可能な概念ですが、FRの場合は違います。特にFF至上主義を貫くホンダの場合においては。S2000の場合は、マツダ・ミアータの単なる商業的フォロアーに過ぎませんでした。そこには、理念や主義・主張はなかったのです。しかし、今回のAcura Advanced Sports Car Conceptは、FFこそが素晴らしいというホンダの教義を破壊します。そしてそれが、ホンダのブランド・イメージをも蝕むのです。
そういう意味でNSX は、Acura Advanced Sports Car Conceptに比べて遥かにホンダらしく、素敵な車だったと言えるでしょう。
確かにNSXのエクステリアはリアヘビーで、バランスに欠けるものでした。パワートレーンはFF転用。そもそもが、お洒落で気軽な足車をつくるつもりでスタートした商品企画。エンジンはV6。パッケージング、メーカーの本気度、賭ける意気込み、価格。そのどれもが中途半端でした。しかしNSXは、古めかしいデザインでありながらも、ある一定水準のカッコ良さは有していたと思っています。そして、軽量化に励み、熟成を重ねたNSXの走りは一流でした。だからNSXは、これからも中古市場で価値を持つでしょう。そして、ユーザーにもいつまでも愛され続けるでしょう。結局それは、NSXが、ホンダが造ったMRであるからです。
しかし我々は、人類史上最悪と言ってもよいNSXのマイナーチェンジで、なぜあの忌わしい固定式ヘッドランプの意匠が採用されたのかについても考えてみる必要があります。あれはNSXをわざと売れないデザインにして、すみやかに生産中止に追い込み、ミッドシップは売れないから造らないという理由をこしらえるためのホンダの戦略だったのではないでしょうか。だからあれほど高価でありながら、あそこまでひどいデザインのNSXを、ホンダは平気な顔をして売り出す事ができたのです。そこには、批判を受ける事無くフラッグシップ・スポーツ・モデルをMRからFRへと移行させるためのホンダの筋書きが折り込まれていたのです。
ホンダは今、NSXユーザーを見捨てようとしています。彼らが将来乗り換える舟はありません。どこをどう見渡しても、日本車に選択肢はないのです。そして、自らの夢の実現に向かって初心貫徹を貫く一流プロ・スポーツ選手。彼らがAcura Advanced Sports Car Conceptを受け入れることもまた、ないのです。
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自動車・批判・批評・評価・評論テーマ:スーパーカー - ジャンル:車・バイク
2007.05.20 | アキュラ |
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>ホンダの場合は、そもそもスーパー・スポーツの定義を知らないのでしょう。
あなたは一体何なのですか?
私は名もない車好き、というか来年から某車メーカーで働く者ですが、このブログはあまりにもひどいと思いますよ。
エクステリアしかご批判になれないのなら、あくまでデザインの話に終始すべきだと思います。
全く非論理的な文章構造に加え、あからさまな勉強不足、認識不足を感じます。
分別のある大人ならば、もう少し書く内容を考えるべきではないでしょうか。
私も学生の身分ですが、少しでも本当の自動車や自動車業界のことを知って下されば、と思います。
2007.06.25 00:20 URL | #- [ 編集 ]
我々消費者の日本車メーカーに対する不満の源は、その優れた内面が車の外面に上手く反映されていない点にあります。
そして、消費者の満足と自動車メーカーの利益が最大化されるデザイン到達点は、もっと別の所に見出すべきだというのが、このブログが主張する事です。また私が、デザインと呼んでいる事には、自動車の駆動方式をも含みます。
この問題は、私がいくら車の勉強をしたところで、解決することができません。一消費者が、一消費者の立場で独自の主張を展開すること自体に、意味があるのだと考えています。
ただこのブログはデザインを論じる事をその趣旨としながらも、アキュラ アドバンスト スポーツカー コンセプトのエクステリアについて一言も触れていないのには、訳があります。
アキュラ アドバンスト スポーツカー コンセプトを貫く、デザイン・テーマは何でしょうか。
それは、「ミッド・シップへの憧れ」です。
デザイナー自身が、その事を自覚しているかどうかは分かりません。しかし私は、その事を強く感じたから、デザイナーの想いを尊重し、援護射撃をするめにこのページを書いたのです。そして駆動方式や発売時期が未確定な今であるからこそ、この主張がより一層意味を持つこととなるのです。
これは、スポーツカーを造り続けるホンダに対しての応援メッセージなのです。
2007.08.24 21:53 URL | 武車小路 #OHGkFAXQ [ 編集 ]
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